言葉のリハビリ場

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ゼリー飲料


気温の上昇につれて自動販売機にゼリー状の飲料が登場してきた。暖かいよりも暑い季節向けなのかなとは思うが、私は結構好きなので出てくると嬉しい。
まだ「あったか~い」の文字が自動販売機の棚には残るものの、つめた~い飲料がすっかり主力になりつつある。この辺の切り替えの時期というのは結構たぶんシビアで、たまにうっかり寒い日があると温かい飲料が全部売り切れになるとかそういう光景を目にすることがある。まあでもそれだってさすがに5月までだろう。そろえそろ世の中的にも肌寒い季節は終わりつつある。
そうするとゼリー飲料というのは結構うれしいものだ。

昔、ファンタの「ふるふるシェイカー」というゼリー飲料が発売された時、仲間内でだいぶ流行った記憶がある。自販機であれを買ってその辺でよく飲んでいた。ウィダーなどの系統のゼリー飲料は普通に存在していたが、おやつ的なゼリー飲料が自販機で購入できるというのは結構画期的だった。
中身のゼリーが結構しっかりと固まっているタイプだったので、ちゃんと振らないと飲めないという宣伝に偽りのない商品だった。自分の好きな具合にゼリーをクラッシュするように振ることで、飲み口から出てくるようになるという仕組みである。そういうところもウケた所以だろう。
だが、一つ大きな難点があった。プルタブ式の缶だったので、一度開けてしまうと再度振りなおすということができなかったである。たくさん振りすぎるとドロドロになってしまうのではないかという思いと、開けた時点で振りが足りない場合上手く飲めないのではないかという思いの両方があって、微妙に緊張感があった。まあそれがエンタメでもあった。パッケージに書いてある「10回くらい」では正直全然ゼリーがクラッシュされないので、ちょうどいい具合を探りあったものである。大抵の場合振りすぎということはなかったので、正直どこかのタイミングからは20回くらい適当に振って飲んでいたと思う。
世の中的にもかなり流行ったように思えるのだけれど、いつの間にか姿を消してしまっていたな、という印象だ。いつの間にか飲まなくなっていたし、いつの間にか売っているのも見なくなった。
代わりにいくつも出てきた類似品が全部蓋つきのものだったので、やっぱり「振り直しができない」というのは課題だったのかもしれない。でも、確か5年くらい前に復活した時もプルタブ式の缶だったので、まあメーカーとしては別にそこが大きく響いたとかではないのか、どうなのか。私は普通に懐かしくて何度か買った。

まあでもやっぱり取り回しがいいのは蓋つきのものである。最近結構ペットボトルのタイプのものもよく出ているので購入したくなるが、あれが一番取り回しが良くていい気がする。
何でか知らないがよく駅のホームの自販機で見かけて、ついつい買ってしまうのだ。通勤途中であったり、旅行の途中であったりシチュエーションはさまざまであるが、口寂しい時に飲むのにちょうどいい。
特に好きなのは一昨年あたりから見かけるようになったMATCHのゼリーのものだ。元々の飲料も全炭酸飲料の中で一番といっていいほど好きなのだけれど、ゼリーもかなり好きだ。冬になると見かけなくなるので、これからの季節また出てきてくれるだろうかというところが気がかりである。なんか、新発売の塩レモン味みたいなものは見たような気がするけど、普通のも出てくれるだろうか。
JR東日本のホームだと、果実系のゼリーのペットボトルがあったりするけれど、あれも結構好きだ。最初見かけたときは季節限定の一時的な商品かと思っていたが、いつの間にか定番化していた。最近は「水ゼリー」と称してラムネ味のゼリーを売っているけれど、果汁のやつもしれっと並んでいるので私はそっちを選んでしまう。まあ水ゼリーというと私は本当に水しか使っていないゼリーの方を想像してしまうからかもしれない(はちみつなどを掛けて食べる夏の檜枝岐のデザートなのだけれどあれは好き)。まあ全然、アリなんだけどね。

ゼリー飲料が登場してくると、夏も近いのかななんて感じるので、そろそろ寒い夜はなくなるといいな。

 

※檜枝岐の水ゼリーはこういうやつ

 

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