言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

箸いろいろ


何でもいいやと思って適当に買った100均の箸が、4か月で明らかに劣化してしまって「何でもいいや」が誤りであったことに気づかされた。
もともと箸の先端部分に滑り止めのような加工がされているタイプのもので、凹凸のある滑り止め的な加工のせいで汚れが付いているのかどうかわかりにくいようなところはあった。特にご飯が乾燥してしまったときのでんぷんの感じのような洗い残しとよく似ていて、そのせいもあって結構先端部分は重点的にこすって洗ったりしていた。

それがいけなかったのかわからないが、最近先端の加工部分が傷ついてそのままはがれてきてしまったのである。
まあもともと100円なわけで毎日繰り返して使うのには向いていないのだということははっきりわかったのだけれど、そもそもこんな風に劣化するとは想像していなかったくらいには、結構初期状態が立派な感じだった。触った感じも普通だし、結構軽くて悪くない感じだった。箸先が若干太さがあって細かいものがつかみにくいな、とかそういう性能面で劣るところくらいだった。それはまあ許容範囲というか、ストレスに感じるほどではなかった。

そんなわけで新しい箸を買うか、と思っているのだけれど次はどれくらいの価格のものを買ったらいいのだろうというところで悩んでいる。どれくらいの価格を出すと丈夫でかつ使いやすい箸を買うことができるのだろうか。
せっかくなので、丈夫なものがいいな、とは思っている。それから先端がピタッと閉じてつかみやすいもの。毎日使うものだから、この機会にもうちょっといいものにしたい。

100円台のものはたいてい同じような構造になっているようで、売り場で眺めてみると先端部分はもれなく同じような凹凸の加工がしてある。スーパーで売っている300円くらいのものも見てみると同じように凹凸の加工がしてあるので、低価格帯の箸には定番の加工のようだ。「食洗器対応」なんて書いてあるけれど、逆に普通にこすって洗うのには向いていないのかもしれない。
そうすると300円くらいまでの価格帯は選択肢に入ってこない。

もう少し値が張るものになるのかな……と思うのだけれど、そうすると今度はそれをどこで買ったらいいのだろう、というところに当たってしまっている。
食器のうち、器の類は100均やら雑貨屋やら家具屋で眺めて買ったことはあるけれど、箸も同じようなくくりで探していけばいいのだろうか。あるいは、道の駅等で並んでいるような民芸品の食器コーナーというのは特に重点的に確認したことがなかったけれど、特産品だったりするしああいうのを買って帰っても面白いのかもしれない。
買わないとなると時間つぶし以外ではゆっくり手に取ってみるようなことはなかなかないけれど、買うとなれば話は別である。木の特産地やあるいは漆の特産地に行くと結構な品ぞろえで並べられているイメージなので、今度出かけたときからはいろいろチェックするようにしたいと思う。

それまでは……とりあえず、また100円の物を買ってきて間をつないでおこうかな。劣化してしまうのは分かったけれど、まあ数か月の間持ってくれればいいってことであれば問題なく使えるとも言える。よっぽど体に悪影響とかそういうことでもあれば別だけれどまあ、大丈夫でしょう。
2,3日なら何かと貰って使わずにとってある割り箸もストックがある。テイクアウトして家で食べることが多くなった昨今のご時世もあり、結構割り箸は使われずに家の中で肥やしになっている。誰か家に来た時とかにも使えるのである程度持っておくことに意味はあるけれど、それでもだいぶ増えているしたまに使って在庫を減らしておきたい。
四角い割り箸は毎日使っていると結構手に当たったりして痛くなったりするけれど、最近は竹製の丸い割り箸なんかも増えているし、割り箸は割り箸でいろいろ変化してきているようだ。高い安いとかもあるんだろうな。
普段無意識に使っている箸だけれど、ひとたび何かあるとちょっと気になるものである。