言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

久しぶりにかつ丼を食べた

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なんか、食べたかったんだよね、かつ丼。味が濃くて、ガッツリしたやつ。でも重すぎないやつ。食べたかったんだよね。

そば屋の前を通りがかったら、つい目を惹かれてしまった。食品サンプルの中で、かつ丼がなんか輝いて見えたんだ。
でも、結局その店では食べなかった。普通の町中のそば屋だったんだけれど、入ったことのない店でいきなりかつ丼を頼むのはちょっと抵抗があった。たぶん普通に美味しいとは思うんだけれど、なんとなく、通り過ぎてしまった。
それによって、かつ丼を食べたい気持ちだけがちょっと置いて行かれた。
まあそんなに食べたいわけでもないし……とか思いながら、さあお昼ご飯は何にしようかな、とまた歩いていると、今度は「ゆで太郎」の看板が目に飛び込んできた。
たまに見るけど入ったことないんだよなー、と思いつつ、チェーンだし安そうだし適当になんか食べよう、と食券機の前に立った私は、自然にかつ丼のボタンを押していた。ゆで太郎ってのはチェーンなのに店舗で粉から製麺しているらしくてすげえな、とか言う話を聞いていたのに、うっかりかつ丼単品で頼んでしまっていた。
やっぱり、かつ丼が食べたかったのである。心の奥の方では。
ミニかつ丼にしてそばをつけるという選択肢もあったけれど、最近そういう食べ方は控えていて(単純に麺とご飯の組み合わせは食べる量が多くなるので)、それでかつ丼単品になったわけである。

いやしかし、かつ丼は本当に久しぶりだね。しかも、味が濃い目でご飯が進むタイプの味。良かった。頼んでよかった。お腹以上に気持ちがすごく満たされた。
たまに食べると美味しいんだよな。ほんと。

前回食べ時のことがちらつくかつ丼は急に罪悪感が沸いてくるからよくない。忘れたときに食べるのがいい。これは豚かつ定食とかでもほとんど同じようなことが言えるね。
まあ要するに自分の気持ちとの折り合いの付け方なんだよな。連続で食べることに抵抗がなくなってしまうと毎日でも食べてしまうので、それは避けたい。でも、たまに食べようと思った時になんかマイナスな感情が入り込んでくるとそれはそれでよくない。だから、忘れたころに食べるってのがちょうどいいんだよな。たまにならこういうのもいいよね、が本当にたまにならいいんだよ。
まあなんか、これ以上太りたくないってのもあるんだけれど、過剰な満腹は気分が悪いからね。

しかしまあ、適当に入ったそばチェーンとかで頼むかつ丼が妙に美味いんだからすごいよな。そば屋のかつ丼ってなんか妙に美味いんだけど、なんでだろうね。全然外したことがない。チェーンじゃなくてもそう。大抵美味しい。
天丼とかはわかりやすいんだよね。天ぷらは普通にそばとも食べるから。でもほら、かつはそばにはあんまり乗せているのを見たことがない。
だから、そば屋のかつ丼用のかつはそれ用にわざわざ用意しているわけで、それがどこ行っても美味いんだからな。
また忘れたころに食べよう、かつ丼