言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

お取り寄せ

家にこもる日々が続いている。仕事が在宅勤務になり、極力買い物の外出以外はしないようにしているような状態だ。家にこもっていばかりいると本当に運動をしないわけで、毎日の歩数が300とか400とか、そんな感じになってしまっている。たまに家の中で運動とかした方がいいんだろうけれど、そういう趣味もなく、能動的にやらないとな、と思っている。思っているだけで1週間過ぎた。
運動はした方がいいんだけれど、それよりも何よりも、やっぱり「食べること」はかなりのストレス解消になる。
出かけられないということは、すなわちずっと家にいるわけで。であれば、「宅配が受け取れない」ことはほとんどなくなり、「夜に指定しておかなければならない」とかそういうこともなく、真昼間に指定しようが何だろうが宅配を受け取ることができるのである。
ということで、何か食べ物をお取り寄せして家で楽しめるんじゃないか、と思ったりしている。それも、再配達のリスクをほとんど考えなくていいので、普段購入しにくい要冷蔵の品なんかを買えばいいんじゃないか! というわけである。
そういうわけでいろいろ見て回っているのだけれど、やっぱりと言うかなんというか、直接お店で通販をやっていたり、生産元や製造会社が通販をやっていたりするところで買いたいと思うのだけれど、なかなか探すのが大変である。適当に検索して頭に出てきた知らないメーカーの商品を買うよりは、知っているメーカーやお店の商品がこの機会に売り出されていないかを探したい、と思うと、まずそのメーカーや店の名前あるいは商品名やどんなものだったかを思い出さなければならないわけで。なかなか思い出せないけれど、ふと「またあれ食べたいな」と思い出した瞬間に出来るだけ調べるようにしてみたりしている。別に義務でも仕事でも何でもないので、適当に思い出したタイミングだけそんなことをしている。
ミーハーなので、話題になっていた551蓬莱の豚まんは、すぐに見つけたので早速注文してみた。送料を考えるとコスパはよくないのかもしれないけれど、どうせしばらく大阪に行くこともないし、その手間を考えたら安いものだ(と思うようにしている)。
個人的に、こういうタイミングでもないとなかなかこの手の通販に手を出すハードルが高いのだ。値段や送料云々ではなく、平常時であれば「じゃあそれを食べる(手に入れる)ために出かければいいか」と言うようになってしまうので、それが大阪だろうが、北海道だろうが、福岡だろうが、国内であればそれを動機に旅程を組んでしまったりするわけで。逆に通販であると普段昼間は家にいないし、土日も出かけていたりするので、お届け日を調整する必要があるので、まあ出向いてしまった方が楽しいし楽だなと思ってしまうわけである。

それにしてもこうやって色々調べてみると面白いもので、通販ページをぼんやり眺めてみるといろいろ発見があって面白い。西伊豆の田子にある鰹の店は、以前塩辛を買いに行ったことがあるので勝手に塩辛屋だと思っていたけれど、鰹節がメインのようで結構いろいろな種類の鰹節だったり、塩鰹だったり、まあバリエーション豊富なのだけれど、それを削るための鉋(カンナ)まで通販しているのは笑ってしまうと同時にすごく納得したものである。鰹節屋で鉋、考えてみればその通りだ。絵面的には完全に大工のそれなのだけれど、考えてみれば売っていておかしいものではない。店頭では見なかった気がするので、もしかしたら通販限定なのかもしれない。

そんな感じでいろいろとメーカーや店のホームページを見て回るのは面白いことだけれど、でもやっぱり、ちらほらとこのご時世のせいか、休業や、あるいは閉店していたりするところもあったりして。沼津でイカの三升漬けを作っていたメーカーが2月で倒産(もしくは閉業? 違いがよくわからない)しているのを見つけて何とも言えない気持ちになったりもしている。