言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

通勤定期


電車に乗る時、定期というのはあると便利な存在である。追加料金を払わず電車に乗り放題なわけで、毎日通勤通学をする上では欠かせないものだろう。私も学生時代からお世話になってきたものだが、近年在宅勤務が増えるにつれて定期券というものを買わなくなってしまった。買わなくなったというか、買えなくなってしまった。
最初のうちは完全リモートだったのでそこまで困らなかったのだけれど、今所属しているチームは先月まで週2、今月からは週3で出社が必要になってしまったので交通費がかかる。でも、定期を作るほどではないがために、毎度お金をチャージして電車に乗る必要がある。これがまあ面倒くさい。面倒くさいうえに、1日往復するだけで1000円かかるので、毎週3000円確定で引かれていくというのはなかなか気持ち的もにいいものではない。
会社が交通費を負担してくれるとはいえ、定期券のように一括でお金を負担してくれるのと、使ったお金を後から請求するのとでは微妙にタイムラグがあるし何より煩雑だ。そろそろオートチャージを有効にしようかと思っている。まあ交通費がクレカ払いになるのはそれはそれで微妙なところはあるし、交通費以外でも会社でお昼ご飯を食べると決済が交通系ICカードのみなのでそういうお金も引かれていく。通勤以外のプライベートな利用もあって、少なく見積もっても月2万円くらいは少なくとも交通系ICカードで支払いをしていることになるわけだ。後から通勤費用が帰って来るといっても、特に私にとって何の利益にもならない。
やはり定期があったほうが何かと便利である。定期代は購入した段階で会社に請求できるのもいい。

通勤定期券の場合、有効期限が1か月の場合だいたい15~19日くらい乗るとちょうど元が取れるように出来ている。設定額は会社によって違うが、他社戦にまたがって定期券を作る場合はさらに計算がややこしいことになる。まあおおむね20日通勤に使えば通常の運賃よりは必ずお得になるだろう。逆に言えば祝日が2日ある2月なんかは平日が18日しかないなんてこともあり、場合によっては定期券を作らないほうがお得、なんてことにもなったりする。
通学定期と違って通勤定期はあまり割引がないのだ。
週3回の出社の場合、だいたい出勤日は12日ということになり、プライベートな土日に使いまくらない限りは元を取ることはできない。会社には営業日12日分だけのお金を請求して、自分で定期を購入なんてことを考えたとしても、それが果たして黒字になるのかといえばかなり微妙なところだ。ついでに言えば、私の使っている今の通勤経路は19日利用しないとプラスにならないという割引率の低い路線である。今月はいろいろ用があり15日出勤となるが、それでも普通に足りない。意味がない。
だからもうせっせとお金をチャージして通っているけれど、いい加減チャージする金額が多くて辟易しているところなのである。

定期の良さには途中下車が可能であるところもある。定期の範囲内であれば目的地までの途中で下車することが可能だ。どういう理屈か知らないが、経路内ならばどこで降りても追加の運賃が掛からないので便利だ。気軽に途中下車して寄り道ができるのはすごくいいと思う。
あとこれは会社によってはダメだったりするけれど、休日などにもこの定期を活かして出かけられる(恩恵にあずかれる)場合があるのもいいと思う。主要駅を経由する定期を持っていればかなり便利に使えるだろう。定期があるからそっち方面に出かけよう、というのは結構やりがちだ。学生時代使っていた定期券が主要駅の近くなのにそれをまったく経由しない旨味のない定期券だったことがあり、微妙に嫌な思いをした。

今月ここまでせっせとICカードにチャージを重ねてきたが、この後、それこそGW明けなどに会社に行く用事が増えるとかになればいっそ定期を作ってしまおうか……などと考えているが、スケジュールが不透明で検討の仕様がない状況である。
会社に行かなければならないというのは嬉しいことではないのだけれど、何日か行くのであれば多少何か恩恵が欲しいなと思ってしまうわけだ。4月になってから電車の込み具合が凄くてコロナ前の通勤を思い出しつつあるが、せめて何かいいことがあって欲しい。