言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

年度末⇒新年度


今年は3月31日が金曜日だった。ちょうど年度末が金曜日というのは、区切り感がすごくある。年度的な区切りでは3月⇒4月というのは大きな区切りだが、だいたいの場合ただの平日⇒平日なので結構慌ただしいままにすぎて行く印象が強い。
今年は金曜日ということもあって、夕方になるとオフィス内がすっかり「お別れモード」という感じだった。「卒業式の後の雰囲気」と誰かが話しているのを聞いたが、まさにそんな雰囲気だ。長らくお世話になりました、とか、大変助かりました、みたいなやり取りがフロアのあちこちで交わされており、場合によっては人を集めての挨拶や拍手の音が聞こえてきた。あとはもうずっと名残惜しそうに雑談しているような声が聞こえてきたので、まだ17時くらいだったが「こりゃあもうしっかり仕事をする雰囲気じゃないな」と私も隣の同僚と雑談しながら仕事を進めたものである。

私は去年、一昨年の年度末は在宅勤務中だったので年度末の雰囲気というのはなかなか久しぶりであった。その前の年に関してはコロナ流行直後ということでそれどころではなかった。リモートにするかどうかとかそういうめちゃくちゃにバタバタしたタイミングだったので、確か4月の頭なんて1日特に理由もないのに休みがあったほどだ。
ただまあそもそも、関りがあったのはプロジェクトのメンバーだけである。窓のない会議室6人くらいでずっと仕事をしていたまま在宅勤務に切り替わったので、本当に他所の部署の人とかかわる機会などはなかった。
今は出社すると広いフロアの一角というようなところなので、ざっと見渡してもかなりの数の人間が仕事をしている空間である。ザ・オフィス、という感じなので、全然違う諸語とをしている人の話し声も普通に聞こえてくるわけだ。
そんな空間で各所で一斉に年度末の人員入れ替えが発生したらまあそりゃあ「卒業式の後の雰囲気」になるわけだ。
なんだかとても懐かしいような気持ちになったものである。

私に直接かかわりがある人が離任したりはしなかったのだけれど、間接的に関りがあった人からお菓子を頂戴したりした。直接のやり取りがなかった人だったので恐縮気味に受け取ったが、どういう経緯や経路であれこういう時に受け取るお菓子というのはなんだか嬉しいものである。鞄に放り込んで忘れるのも良くないと思って、その場でしれっと食べてしまった(もちろん渡してくれた人が去ってからだが)。

考えてみれば、今のチームに入る前には私はお菓子とかは用意しなかった。理由は明白である。普通に嫌だったからだ。そもそも私はそのチームで翌月からも継続になるようだったけれど、ものすごく仕事がしにくいリーダーでいろいろあった後だったので断った。というかどう考えても向こうも私のことを面倒くさいやつだくらいに思っていたはずなのに、継続でお願いされた時は驚いた。
継続してほしいならなんであんな雑な扱いしたんだろうとしか思えず、最終日は引継ぎ処理とPC整理をしてそそくさと帰宅したものである。お菓子を用意して渡そうとかそういう頭は全くなかった。
今のチームを離れる時は絶対何か用意しておこうと今から思っているが、まあ何かやらかさない限り最速でも来年の4月までは離任はないだろうなと踏んでいる。円満にチームを離れるときまで何とかつつがなく仕事ができるといいなと願うばかりである。

今日から新年度ということで人も入れ替わった。1.5年で進めるような仕事をなぜか1年しかスケジュールがないという状況で今からだいぶビビっているけれど、何とかなりますように。
もう炎上はこりごりだ。こりごりなんだけれど……既に火を噴いているような気が……まあ、知らない。知らない。どうにかなるでしょう。