言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

雨の日と靴下


ここ数日雨が続いている。この間まで良く晴れて暖かい日が続いていたが、雨の降る寒い日が続いている。10℃くらいしか気温がないため、久々に暖房をつけてしまった。もう4月も目前だが、こういう寒い日もまあたまにはあるものだ。
雨が降ると憂鬱なのが、靴の中である。私は普段通気性の良くて軽いウォーキング向きの靴を履いているのだが、これがとにかく雨に弱い。古い靴は穴が開いて水が入り込んで来るなんてことはあるが、私の靴は通気性抜群なせいで吸水性も抜群である。だから、水たまりに突っ込んだりしなくても雨の日は歩いているだけでつま先がだんだんと濡れて来る。豪雨の日じゃなくても同じだ。昨日も今日も、何なら一昨日も靴が濡れてしまった。
靴のつま先が濡れると当然中の靴下がびしょ濡れになる。濡れ方にも色々程度があるが、今日は久々に大層な濡れ方をしてしまってテンションがダダ下がりだ。多少湿り気を帯びるくらいなら、電車に乗るなり建物の中で過ごすなりすればいずれ乾くだろうという希望も多少は出てくるが、ぐっしょり濡れ切ってしまうともうダメだ。体温ではどうにもならない。だいたいその体温だってずっと指先が冷やされ続けるせいで当てにならないどころか、晴れた日よりも疲れやすい感じがするほどの消耗がある。
今日の靴下のつま先は濡れるどころかすっかり水を含み切ってしまい、一歩一歩進むごとに水分が染み出てくるような感覚をつま先に与えてきた。一番嫌なやつである、ずっと指先が濡れていて、水浸しの中を歩いているような感覚だ。本当に嫌になる。

まあでも仕方がないのだ。濡れないように長靴とか防水のしっかりした靴を用意するべきなんだ、本当に嫌ならば。面倒くさいとか好きじゃないとかで適当に流してきたツケが来ているだけとも言える。これから梅雨に向けて防水性のしっかりした靴を用意しておこうか、今年こそは。

こんな日はそもそも外になんて出たくないわけだが、そういうわけにもいかず渋々の外出である。
食材の買い物だけでなく、耳鼻科に寄って花粉の薬を貰いに行かなくてはならなかったのが完全に余計だった、食材は別に明日の夜でもいいかもしれないけれど、薬は日中帯しか病院が開いていない都合上土日に行かざるを得ない。しかたがない。
昨日は一回雨が止んだのに、夜になってまた降りだしてそのままだ。朝起きる時に窓に当たる雨音が目を開くより先に聞こえてきて萎えてしまった。平日の在宅勤務の日ならどうせ夜まで出かけないので気分的に余裕があるが、こういう日曜日の朝というのは微妙に出かける用事があったりして嫌なんだよな。

どうせ濡れるならばと、買い物、病院、薬局、昼食を全部一回の外出で済ませてきた。ちょっと昼ご飯を食べすぎたので腹ごなしに散歩でも……と思ったが、雨の勢いが強いし足もすっかり濡れていたので諦める。おとなしくそのまままっすぐ帰ってきた。
全身濡れたわけではないのでシャワーとかはしていない。花粉の季節なので普段は帰宅即風呂みたいなところはあるが、雨の日は身体に花粉が付きにくいので別段シャワーなどをしなくていいのは唯一のいいところかもしれない。まあ雨でも花粉は飛んでいるし、服に付着したりするので完全にいいわけではないけれど、普段よりましであるという事実が何より素晴らしい。
靴下と靴をすっかり犠牲にして手に入れたのが花粉の飛散減というのは釣り合っているか微妙なところだが、まあとりあえず家に帰ってきさえすれば靴下と靴のことは一旦忘れられるし、いいってことにしておこう。

しかしまあこれからしばらくさほど天気が良くない日が多いらしく、桜を見たりする余裕がなさそうなのが残念なところだ。せっかくちょうど見ごろを迎える1
週間だろうに、もったいないことだ。
桜の満開時期に雨が降ること自体はよくあることだけれど、休みの日にこんなに雨が集中してしまうのは今年くらいのものだろう。晴れた日に眺めに行きたいのだかったな、桜。