言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

食堂


私は会社や学校にあるような食堂が好きだ。

今の職場は出社するとセキュリティエリア内に食堂があるので、外に食べに行くこともなくせっせと食堂に通い詰めている。
基本的に普通の外食より安いし、栄養も考えやすいし、それからあと割とカロリーも控えめである。外食で揚げ物を中心とした脂っぽいものを避けたうえでちゃんとお腹いっぱいにもなりたいというのはちょっと面倒なのだけれど、その点食堂のような場所であればメインを脂っぽくないものにするのは簡単だ。主菜がだいたい3,4種類から選べる状態になっているので大変ありがたい限りである。

ご飯と味噌汁、それから主菜を選んで後は小鉢、小鉢、小鉢。私は食堂に置いてある50~100円の小鉢をたくさん並べて食べるのが好きなのだ。栄養価がどうとかそういうことも考えはするけれど、それ以前に小鉢を2つも3つも取って並べるのが好きなのだ。根本的に副菜と言う種別が好きなのかもしれない。別に小さくなくてもいいのだ、本音を言えば。切り干し大根だってきんぴらごぼうだって、たくさん食べることはある。自分で作ったものならなおさらだ。残った分は冷凍して保存しておこうなんて思っても大抵最初に取り分けない限りは残らない。ご飯のおかわりは気が引けても、副菜をたくさん食べるのは全然気が引けない。
食堂に行くとそういった好きなものがたくさん小鉢として並んでいるのでいつも目移りする。あと単純に栄養的にビタミンが足りない気がするとかタンパク質をもっと取るべきだとか思うとそういう観点からも選んだりする。
小鉢の内訳は大抵青物のお浸し系と、きんぴらごぼうとか切り干し大根のようなおかず寄りの物、そして温泉卵という感じで私の中ではバランスよく取っているつもりである。主菜の内容によって温泉卵を取ったり取らなかったりする場合はあったりするが、だいたい同じ感じでエリア分けされているところから適宜ピックアップしていくような形だ。普通の人は取っても1品くらいなので私が3つくらい取っていると後ろに並んだ人がなんとなく「えっそんなに取るの」適な目で見てきているような気がしてしまうが、まあ別に知ったことではない。私は私の好きなものをせっせと選んでいるだけだ。
よく一緒に昼ご飯を食べに行く同僚は私と正反対のタイプで、小鉢どころか汁物を選ぶこともなく、丼ものを単品で注文し5分でかき込んでさっさと昼寝をしに消えていく。最初のうちは私の盆を見て「ずいぶん取りましたね」みたいなことを言っていたが、最近じゃあもう何も言わなくなった。どちらのスタンスでも恥ずかしいことではないと、そう思っている。

食堂の持つ利点の一つである安さという意味では小鉢をたくさん取るとややコスパが悪くなるという欠点はあるが、もとよりエンゲル係数高目な私としてはあまり気にするような問題ではないと言える。というかご飯・味噌汁・主菜・小鉢×3で650円とかなら全然いいんじゃないかと思っている。
金額はまあそれなりかもしれないが、たくさん食べてご飯の量も普通かちょっと多いくらい食べているのに、総カロリー量(レジで会計するときに表示されるのでわかる)がだいぶ低めに抑えられていてそれも嬉しくなる。結構ちゃんと食べたのに、650kcalみたいな表示が出ると実に嬉しい。松屋牛めし並食べたらそれだけで732kcal、小でも527kcalと考えると、なかなかの満足度である。食堂最高。食堂バンザイ。
職場は結構遠めなのとセキュリティ厳しめでやりにくいことも多くそんなに好きではないのだけれど、食堂を使えるという1点だけで午前中は乗り切れる。午後は知らない。無限に眠い。

在宅勤務の日は食堂に行けないことだけが残念である。