言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

タケノコが食べたい時期


タケノコが食べたい。とにかくたくさんのタケノコが食べたい。翌日、口が筋肉痛になるくらいタケノコをたくさん食べたい。昨日何食べたんだっけな~ああそうかタケノコをたくさん食べまくったんだな、仕方ないな、と思えるくらい食べたいものだ。
だいたいタケノコってそんなにたくさん食べる機会に巡り合わない。チンジャオロースにたくさん入っているとかせいぜいそれくらいのもんで、いうほどたくさん食べまくるような機会はない。
なのでぜひタケノコ尽くしみたいなコースを味わってみたいのだ。タケノコの刺身(新鮮なら食べられるらしいと聞いた)から始まって田楽やら土佐煮やら天ぷらやらと楽しんで最後にタケノコご飯で〆る、みたいなそんなやつ。竹を割って作った器でお酒を飲んだりしたらたぶん最高だ。ここまで全部想像なので実際どうなのかわからないものも混ざってはいるけれど、たぶん最高だしたぶん滅茶苦茶竹だと思う。タケノコを目いっぱい感じたいのだ。
タケノコの旬と言えば今よりちょっと前だろうかと思っていたが、調べてみると種類によって微妙に時期がずれているらしい。まだ今シーズンのタケノコも間に合わせ用と思えば間に合うようだ。どっかの山奥の温泉旅館とかで最初から最後までタケノコばっかりなコースを頼んでゆっくり何もせず21時くらいに温泉から上がった勢いのままゴロゴロだらだらして過ごすジャバニーズ・バカンスはどこかにないか?

そもそも私はタケノコが大好物である。「なぜ」とか「どこが」とか言われるとなかなか答えるのは難しいが、風味と歯ごたえが好きなのだと思う。あの何とも言えない食感とそこからしみだしてくる味と香りが春を感じてすごく好きなのだ、うん、きっと。でもまあたぶん私がタケノコに一番タケノコらしさを感じているところはたぶん歯ごたえ方面だと思う。濃い味付けをしていてもタケノコがタケノコである所以はあの歯ごたえだと思う。
まあ私の場合、穂先の柔らかいところも好きだし、根っこのあたりのバキバキとしたちょっと硬めの部分も好きである。煮物に入っていたらどっちでも喜ぶ。もちろん、食べられないくらい筋張っているものとかは厳しいけれど、それでもたぶんちょっと無理をしてでも食べようとすると思う。

派生の食べ物として、メンマというものもあるが、あれも大好きだ。
ラーメンに乗っているものも好きだけれど、一番好きなのは桃屋の瓶詰で売られているやつだ。あれはそのまま食べても美味しい。メンマでご飯だって食べられてしまう。
あとは、ピーマンと一緒に炒めるとかなり美味しい。メンマと同じかちょっと大きいくらいのサイズに切ったピーマンを砂糖・醤油・酒・みりんなどで適当に味付けをしながら炒めて、最後にメンマを入れて混ぜ炒めるだけのお手軽な食べ物だけれど、これがめちゃくちゃ美味くて好きだ。無限ピーマンというピーマンとツナの食べ物が世間では流行っていたが、私はもっぱらメンマピーマンである。ちなみにレシピは半分我流だ。本当のレシピはメンマじゃなくてちりめんじゃこが入る。それはそれで美味しいし好きなので、夏場は交互に作って食べていた。
最近ちょっと食べていないけれど、そろそろピーマンの季節もやって来るし久しぶりに食べたいところだ。

とりあえずタケノコの季節が終わるまではしばらくタケノコ料理を探し求めて行きたいところだ。それが終わったらメンマの時代。それが過ぎでもまあ別に水煮のタケノコとかは普通に売っているし、食べられないことはないから悪くない。悪くないけれど、今のこの時期のように旬のタケノコをたくさん食べておきたい。

自分で買ってきてゆでてみたいところではあるが、手順を調べても大抵めちゃくちゃあく抜きがめんどくさそうで手を出さずにいる。暇な土曜日とかにゆっくり暇つぶしを兼ねて調理するのがいいのだろう。どうしようかなと悩んでいるうちにGWやらなんやらでそれなりに忙しい休日が多く、そのまま流れて行ってしまっているのが現状だ。
最近大きな鍋も買ったしやろうと思えばできそうな環境が整っていることに気が付いてしまったので、ちょっと面倒そうではあるがどこかでタケノコを買ってきて調理してみても面白いかもしれない。
先月末くらいに一瞬スーパーにタケノコが並んでいただけにあのタイミングでやるのが良かったのだろうけれど……過ぎたことは公開しても仕方がない。あの辺りは忙しかったんだ。
ああそれにしたってタケノコが食べたいものだ。自分でどうにかするのはそれはそれとして、とりあえず今はメンマでも食べておこう。