言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

唐揚げ弁当⇒唐揚げ定食


いつも唐揚げ弁当を買う店で、唐揚げだけを買って帰った。家でご飯を炊いていたので、おかずだけで良かった。
唐揚げを注文して、調理してもらっている間にスーパーへ行く。揚げたてのから揚げを提供してもらえる店は待ち時間が長いわけだが、買い物をしに行けば無駄がない。袋に入った千切りキャベツと、それから味噌汁の具にしようと思って長ネギと豆腐を買った(私はこの組み合わせの味噌汁が一番好きだ)。それから諸々夕飯とは関係ないものを買って、唐揚げ屋に戻った。
弁当を買う時は先払い制だが、唐揚げ単品で買う時は計量が必要なので後払い制である。いつも弁当ばかり買っているので忘れそうになるところだった。ちゃんとお金を払ってから商品を受け取る。取っ手付きのビニール袋は有料だが、取っ手のない普通の包むだけの袋は無料だというのでそれに入れてもらって持ち帰った。おかしな話である。別にいいけれど。

家に帰るともうご飯が炊けていた。家を出る前にセットして、帰る頃にはまだ炊けていないだろうと思いながらいつも出かけるが、大抵炊きあがっているので肌感覚なんてものはあてにならない。私の買い物は私が自覚している以上には長い。お腹が空いていたのでちょうどよかった。
適当に味噌汁を作って、ご飯とキャベツと唐揚げ、それから年末に買ってきたいぶりがっこ(たくあんの燻製みたいなやつ)を出して並べてからあることに気が付く。味噌汁を作ったこと以外、いつもの唐揚げ弁当とさほど変わらないぞ、と。
唐揚げ弁当はご飯とごま塩、唐揚げ、ちょっとした千切りキャベツとポテトサラダ、それから黄色いたくあんが入っている。だいたい同じだ。キャベツの量が多くなって、たくあんが燻製になって、ポテトサラダがないくらい。ほぼほぼ誤差だ。弁当に詰めているか、それぞれ独立しているかの違いくらいである。唐揚げ自体は同じものであるから、私は唐揚げ弁当を分解して食べているようなもののだ。そう思うとなんとなく面白いなと思った。
弁当を買ってきて味噌汁だけを作ることもあるので、そう考えるとより同じに思える。
まあ生活面から言えば翌日のために多く味噌汁とご飯を用意するので、それは大きな違いである。翌日の用意があるかどうかというのは結構影響が大きい。経済的なのかどうかとかそういうことはあまりわからないが、翌日の朝・昼用にご飯が用意してあるとそれだけで手間が省けて楽になる。休日なら関係ないけれど、平日なら特に。

まあでも私は別にそんなに厳密に食生活を管理しているわけではないので、たまに予定がおかしなことになって変な食事を摂ることになったりする。
ご飯とみそ汁を翌日の昼のために用意しているのは分かっているのに、レトルトカレーを温めてしまったり。まあこれは昨日実際にあった話だ。豆腐とわかめと長ネギのいかにもな味噌汁と一緒に並べられたのはカレーだった。まあ松屋でもカレーとみそ汁は一緒に出て来るしな、気にしなきゃいいだけの話だ。一緒に食べて何かお腹を壊すわけでもないし。
食事の用意をある程度していたのに全部面倒になって外食してしまったり弁当を買ってきてしまうこともある。これは「わかっていてやっている」ものである。そういう気分の日もある。そうにもこうにも何もしたくない日。がんばりたくない日。唐揚げ弁当を食べる日は結構そんな感じの日が多いかもしれない。
まあ味噌汁程度ならば別に一緒に食べてしまってもいいし、ご飯なら冷凍に回すこともできる。何とかなるようになっているんだ、最低限。

そういう意味では、唐揚げだけ買ってくる日と言うのは結構余裕のある日だとも言える。忙しくなくて、まあまあ頑張れる日。ご飯を炊くのだって面倒な日はあるからね。