言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

私と手帳

 

スマホでも十分予定を管理できる時代であるが、私は紙の手帳を使っている。マンスリータイプの手帳なので予定を把握しやすいとかそういうこともあるのだけれど、主な理由としては「仕事中に開くのにちょうどいい」からである。単純にスマホ持ち込み禁止のセキュリティエリアが存在する職場だったりはするのだけれど、予定を聞かれてスマホを見るよりは手帳を取り出して確認するほうがサボっている感がなくていいからだ。
あたかも仕事用の手帳であるかのような言い方をしてしまったが、実際は公私兼用のものである。見た目的には全然お堅いデザインではない、かなりカジュアルなものだ。それが浮いていないという時点でさほど堅い職場ではない。

仕事上、誰かとアポイントを取ってやり取りをする場面と言うのはかなり少ない。決まったチーム内でのやり取りはかなり多いが、それはまあ専用のツールがあるのであまり手帳でスケジュール管理するようなことは発生しない。会議以外ならせいぜい有給の予定くらいだろうか。
なので、予定を記入するのはもっぱら休日が主だ。先の用事のほとんどはプライベートのものばかりだ。
次の予約が3ヶ月後になるような歯医者だとか、半年前から先行受付している舞台だとかの予定は、手帳にでも記録しておかないと本当にすっかり忘れてしまう。直近の用事はなんとなく頭の中でも覚えているのだけれど、半年前に申し込んで当落の出た舞台の日取りなどまず覚えていられない。そういうものは予定が入り次第早めに書いておく必要がある。
まあ仕事であろうとプライベートであろうと、身体は一つしかないので予定が被らないように気を付ける必要があるわけで、そうすると手帳でも何でもいいからどこかである程度まとめて管理しておくのがいいわけだ。私にとってそれが手帳であるというだけの話で、人によってはスマホなどの電子管理の方が都合がいと言う場合もあるだろう。というかまあ今どきそっちの方が便利ではあると思う。そうでなくても予約完了メールの内容などを勝手に読み取ってスケジュールに登録してくれてしまう機能があったりするわけで、私自身も知らないうちにスマホのカレンダーにはいくらか予定が設定されていたりする。
まあなんかauの公式アプリは自社キャンペーンをひたすら自動登録して「翌月の予定を15件登録しました!」などと通知してくるようになっていて、なんて意味のないカレンダー機能だろうと思ったりもしたが、スポーツチームの公式で出しているような試合日程が載っているカレンダーみたいなものだと思えば理屈は分からないでもない。私もスポナビアプリに載っているチームごとの試合日程カレンダーはよく参照する。
私の予定もそうやって上手い事自動的に記載されたり変更が反映されたりすればいいのだけれど、今の仕組みだとどうも「必要な予定だけを恣意的にかつ正確に登録する」と言うのが難しく、結局手動で記載しなきゃならないことが多いので、活用するのはもう少し先のことになりそうだ。今でも多少使ってはいるけれど、最終的には紙の手帳にちょろっと走り書きしておくのが確実で忘れないのでそこに落ち着いている。

そんな手帳であるが、予定を書くだけではなく、毎日の仕事時間について記載をするようにしている。本来の手帳の役割は未来の予定を記載するのが主目的だろうけれど、私の場合は記録も兼ねている。別に労働条件で何か裁判でも起こそうというつもりはないのだけれど、たぶんそういう時にも最終的には役に立つと思う。残業代未払いとかあったら訴える材料の一端くらいにはなりそうだ。そんな予定はないけれど。
実際のところは、記録しておくと月末に提出する勤務表への記載が楽になるというのが大きな理由である。

なのでほぼ毎日手帳を開く用事があるので、そういう意味では結構酷使しているほうなのかもしれない。
今年も1月から記載できるように新しい手帳を買ったのだ。毎年同じメーカーの手帳を買っているのだけれど、微妙に内容がマイナーチェンジしていて、買う時におや、と戸惑ってしまう。今年は各ページがカラーになっていた。1月から12月までそれぞれ別の色になっているようだ。
特にそういう工夫は要らないんだけどなと思いながらも、基本フォーマットは同じなので結局それを購入した。たぶん何か月も使っていくうちに慣れていくと思う。