言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

結露の季節


すっかり寒くなってきて、空気が乾燥するようになってきた。ついこの間まで秋雨だのなんだのとしっとりとした日が多かった気がしているのだけれど、いつの間にか冬が近づいてきている。広葉樹もすっかり色づいて、近所の桜の並木が落ち葉でいっぱいになっていた。風の強い日にはアスファルトの上を枯葉が待っていくのを見るようにもなってきているこの頃である。
気温が10℃くらいになると、さすがに暖房を掛けたくなる。いや、正直に言えば15℃くらいでもう暖房の気分だ。特に我が家はなんだか知らないが冬は寒く夏は暑いので、冷暖房の設定温度よりも気温が下回る(上回る)ともう使ってもいいんじゃないかというくらいの体感温度になる。まあ北東の方を向いているからこれからの季節部屋が温まる要素がないし、逆に夏は朝からしっかり熱せられるとそういうわけである。
そういうわけで夜寝るときなどはもう暖房のお世話になることが増えた。なまじ我慢して掛布団を掛ければ温かいからと油断して寝ると、朝起きたときに強めの頭痛に襲われることになる。寝る間際は身体が熱くなるのに、寝入ると逆に体温が下がるのだ。これは身体の機能としてもそうなのだけれど、それ以前に寝入りの無意識な体の動きの方が影響が大きい。掛布団の保温効果ですっかり温まった身体は、どうも涼しさを求めて掛布団を剥いでしまうのだ。意識のあるときならまた適当なところで掛布団を掛けなおせばいいが、寝ているときはそうもいかない。次に目が覚めた時、身体がすっかり冷え切った状態でくしゃみをしながら目覚めることになる。
そういう事故が毎日起こるわけではないが、部屋を適度に暖かくしておけば防げる事故であるならばやらない手はないというものだ。
ただまだ普通に気温20℃近くになる日もあるので、そういう時は入りタイマーか切りタイマーを活用することになる。

暖房をかけると部屋が温まるのはいいが、今度は部屋が過剰に乾燥してしまうというデメリットもある。外も乾燥が進んできた季節に、部屋で暖房をかけるとなかなかにカラカラに乾燥する。ついでにほこりもやたらと舞う、今年のGW明けくらいにエアコン本体を綺麗にしてもらったのだけれど、そういうことと関係なくほこりが舞う。部屋をきれいにしようがしまいが朝起きるとなんとなく机の上が埃っぽい感じになっているので、もう仕方のないことだとある程度諦めているが、乾燥の方は未だ諦めてはいない。
とりあえず濡れタオルをハンガーに引っ掛けて干しておくようにしたら、なんとなく悪くないような感じがしている。夜干して朝にはすっかりカラッカラに乾いているのでちゃんとある程度効果があるものと思われる。
じゃあそれならばとコップに水を入れて机に置いておく……というのもやったことがあるが、これはあまり効果がわからなかった。目盛り付の計量カップに100ml水を入れて放置してみたが、一晩では推移に変化があったようには見られなかったのは結構意外だった。多少蒸発とかしているのかと思ったけれど、コップなどに入った状態だとそうでもないらしい。
嫌と言うほど効果が出るのは洗濯物だ。夜に洗濯をしてそのまま部屋干ししておくと朝にはすっかり乾いている。6時間そこらでほぼ完全な乾きっぷりだ。ただし、めちゃくちゃに窓に結露ができる。今の季節でも真冬でもこうはならないだろうというくらいにはっきりと窓が真っ白になるほどだ。真夏のガラスのコップ並みの激しい結露だ。部屋が乾燥しないので朝起きたときにのどの調子とかはすこぶる良いのだけれど、代わりになんか窓際の治安(カビとか生えそう)を犠牲にしている気がしてならない。
まあ一晩で洗濯物全部をパリパリにするほど乾かしてくれるというのはなかなかの威力である。それくらい乾燥しているということだ。
これからさらに寒くなっていくだろうけれど、そうするとさらに窓の結露が進化していきそうで今から怖い。雪でも降った日には大変なことになりそうだ。実際、洗濯のとか干さないでも確か大雪の日は大変な感じになった。
でもまああんまりにも寒いと暖房の稼働が途中で休みを挟んだりするようになって(室外機が凍るので溶かすために一旦部屋の暖房が止まったりする)大変なので、洗濯物がどうこう、結露がどうこうと言えるうちが華である。