言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

口の中を軽くやけど


食事中に上顎を負傷した。やけどである。
皮がむけたりしているわけではないので大したことはないのだけれど、それでもなんとなくヒリヒリとしていて気になる状態が続いている。1日経ってだいぶ良くなってきたけれど、それでもまだ刺激のあるものが触れるとなんとなく気になるものだ。口内炎よりもマシとはいえ、気にはなる。
熱々のものを口の中に入れてしまう事というのはまあ良くあることだ。特に揚げ物は仕方がない。元々の温度が違うから、勢いよく口の中に入れたら揚げたて熱々だったなんてことは良くある話だ。
でも今回は揚げ物ではなく、味噌汁のじゃがいもだった。それも沸かしたてとかではなくて、5分くらいは置いてあったものである。蓋をした鍋の保温性以上に、じゃがいもの保温性というのもまた素晴らしいものだった。ホクホクで熱々だった。完全に油断していたし、運の悪い事にすぐに冷たいお茶などを流し込めるような状況ではなく被害が大きくなってしまった。ちょっと余裕があったので温かいお茶を入れているところだったのだ。いつもなら冷たい麦茶を用意しているところが、温かいお茶だったので口の中を救うことができなかった。
口の中、上顎に張り付いたじゃがいもの熱かったこと。
じゃがいもが張り付いている間、私は意外と冷静に「これ火傷したな」と思った。というか最初はそんなに熱い気もしなくて、後からじわじわ熱さを感じてきたがゆえに変に冷静だった、というのはあるだろう。一瞬の衝撃に何があったかわからず硬直するとかそういうことではなく、経過を感じつつとりあえず冷たい飲み物を探してないことに気が付いて台所へ戻るくらいの変な気持ちの余裕があった。まあ結論から言えばもう少し焦ったほうが良かったのだけれど。

まあでもじゃがいもだったがゆえに、ひどいやけどにはならなかった。程度で言えばかすり傷である。もう1日も経てば気にならなくなるだろう。
それまでなんとなく舌で触れたりして気になる感じはあるけれど、我慢するほかない。血が出るほどじゃないからまあ大丈夫だと思う。

そもそも上顎の部分と言うのは繊細である。私の場合は特にそうだ。飴を舐めているときに上顎の方に押し付ける癖があるのだけれど、2個とか3個とか連続でそういうことしながら舐めていると、同じようにヒリヒリとしてくることがある。
飴が溶ける過程で尖ってきて傷をつける場合があるのと、単純に刺激物をずっと押し当てられる形になってダメージが入っている場合の両方があるわけだが、そういう事でも簡単に上顎の皮膚は痛くなる。元々ごつごつと凹凸がある位置だから、刺激を受けやすいのだろう。

感覚としては「あーまたやってしまったなー」というくらいのものである。辛くはない。気になるだけだ。
口内炎だとなかなかそうはいかない。口内炎の痛みはもう少し影響がある。場所によっては明確に食事がしにくくなる。刺激物が染みるあの感覚があると、食事に集中できない。2日くらいで気にならなくなるやけどなら全然こっちの方がマシだ。

しかしまあ大抵外食でこういう事故は起こるのだけれど、家でやったのは久々である。そんなに熱々なものをいきなり口に運ぶことは少ないからだ。
そもそも熱いものの代表格である飲み物や汁物だともっと手前、唇に触れるかどうかのところで熱くてダメになることが多いので、やけどまで至らない。セーフティネット的な役割を果たしているのだ。だから、例えばスタバのコーヒーのカップみたいな直接口の中に注がれそうになるものはあんまり得意ではない。
今回のは完全な油断と、じゃがいもの熱さを見誤ったのが問題だ。具が多すぎて最初にじゃがいもが気になってしまったのがいけない。気の迷いと言うやつだ。

まあどうせまた忘れた頃にやるんだ、似たようなことを。