言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

コーヒーを飲まない日


コーヒーを飲まない日が週に1度くらいはあってもいいのではないかと思っているのだけれど、今日は別にそういう日にするつもりではなかった。むしろ積極的に飲みたいとさえ思っていた。
今日は昼食のタイミングで出かけた。買い物の用事があったからだ。今日じゃなくてもいいけれど今日の方がいい買い物。まあフォーマルなスーツの購入という、そういった用事である。裾上げとかでどうせ1週間はかかるだろうから、さっさと行ってしまった方が良いだろうというそういうことだ。
しかしまあ安い買い物ではないので、それだけでなんとなく気疲れした。時間としては14時くらいだったので、ちょっとコーヒーでも飲んで行きたいなとその時に思ったわけである。
ところがまあ、土曜日の昼だ。どの店も混雑していた。ドトールとかタリーズのような普通のチェーン店でさえ座席に空きがなく、そうでない普通のカフェっぽい店は空席待ちの待機列ができている帆とだった。今日はとにかく人出が多かった。昼ご飯を食べる時もほとんどの店が行列していたほどである。私の家の近くは別にいつもの休日とさほど変わりない様子だったのに、大きな駅に来るとこれだ。まあなんか最近本当に、いるところには本当に多くの人がいて、s子を離れると嘘みたいに平常運転という場に出くわすものだ。

そういうわけで全然適当なカフェもなく、仕方がないので適当に電気屋に寄っていろいろ見るだけ見たりしていたのだけれど、いい加減のどが渇いたのでジューススタンドに寄った。もうコーヒーを通り越してしまったし、今日はそういう陽気だった。

ジューススタンドと言うのは昔から好きな存在だ。自分でお金を出す年齢になってからはちょっと値段的に高価だなと思うことは多いが、でもやっぱり目の前で果実をそのままジュースにしてくれるような店というのはそれだけで魅力がある。市販の100%ジュースのパックとはまた違う良さと味があるものだ。
コーヒーを飲もうと思っていたのが今日はジュースになった。
しかも定番っぽいジュースではなくて、「柿ミルク」というなかなかレアっぽいものを頼んでみたりした。これがなかなか美味しかった。合わないことはないだろうと思っていたけれど、柿の固形部分が多くてなんというか普通にデザートみたいな感じになっていて美味しかった。ジュースよりはかなり普通にデザートと言った感じ。私はこの手の季節限定商品に弱い。巨峰ジュースと悩んだけれど、もう季節は柿なんじゃないかと思った。

ジュースを飲んだ後、流れで近くの店のアップルパイを買った。夕飯の後にでも食べようと思っての購入だ。この時点でまだ15時くらいだったが、これでコーヒーを飲む選択肢は完全に消えた。夜に紅茶を入れてアップルパイを食べることが決まったので、今からわざわざ店に入ってコーヒーを飲もうというのはないな、と思ったからだ。家でコーヒーを入れてもいいとは思ったけれど、まあ別にコーヒーを飲まない日が今日でもいいなと思ってから特にそれ以上考えなかった。

かわりに、17時過ぎくらいになってから遅めの昼寝をした。ゲームをして程よく目が疲れたタイミングで横になって寝た。気温が下がってちょっと寒かったのもあって、夢の中で暖房をつけていたつもりになっていたが、現実では全然そんなこともなく目が覚めたら足のあたりが寒かった。
何か温かい飲み物でも……と一瞬またコーヒーの選択肢が浮かび上がってきたが、それよりも先にお風呂に入ってしまおうということで、またしてもコーヒーの選択肢はなくなった。
まあ別に飲んでもいいし、飲まなくてもいいのだ。特に休日はそう。平日は昼ご飯の後に眠くなるのですぐ飲みたくなるけれど、休日ならまあ別に暇ならちょっと昼寝をしてもいいわけだ。

そんなわけで今日は図らずもコーヒーを飲まない日になった。カフェインを摂っていなくて調子が悪いとか、そういうことがなくてよかった。