言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

取り出せなさそうなサイズの荷物をポストに入れないで


Amazonで商品を注文した時、サイズ的にポストに入る商品の場合は特にインターホンを鳴らさずにポストに入れるだけで済ませる時がある。
CD1枚とか、ゲームソフトとか、明らかにポストにすんなり入るものが多いが、たまに「いやこれどうやって入れたんだよ」というものが突っ込まれていたりして面倒なときがある。

この間は、CDをまとめて5枚買ったらそれも無理やりポストに入れられていた。本とかと違って折り曲げることができないものなので、取り出すときはかなり面倒だった。包装の段ボールが犠牲になったが、なんとかCD自体は壊れたりせずに取り出せたからいいが、5,6分ポストと格闘してようやく無事に取り出せたとくらいなので、余計な汗をかいたものだ。
明らかに大きくてポストの入り口のところからはみ出ているほうがマシである。機密性とかには欠けるだろうが、取り出す場合にはまだ楽である。無理やり中まで入れられているほうが取り出しにくくてしょうがない。ポストの入り口と出口というのは別にあって、取り出すときは広い出口の方から取り出すわけだが、当然、出口の幅や高さよりも大きな物を取り出すというのは難しいものであるのは言うまでもない。入り口から無理やり入れたものは、出口でも無理やり取り出すことになる。そういう風にできている。
まあでもCDなら最悪外の箱を壊して1枚ずつ回収するという奥の手が使えるので、冷静に考える余裕さえあれば何とかならないこともない。ただ、別にそれならインターホンを鳴らしてくれればいいのにな、という気持ちもある。時間指定して配達してもらっているのでほぼ確実に受け取れるし、だいたいこちらからポストに入れておいてくれという指定はしていないわけだから、そっちの方が筋だと思うけれどどうなんだろう。置き配指定するときはそうするので、し手していない時は届けてくれても別にいい気はする。
まあただ私が知らないだけで、Amazonとかの利用規約、あるいはヤマトとかその辺の規約に書いてある事柄なのかもしれない。できるだけポストに入れますとか、そういうことが示されている可能性はある。
ポストに放り込んでいくようになったのは別にここ最近の事ではないし、5年だか10年だかわからないがそれくらい前とかから知らないうちにそんな感じの規約でもできたんだろう。

まあでもCDは取り出せたからいいけれど、本当に無理だったのは回覧板である。ポストの内部の縦横サイズと同じかそれ以上の大きさの回覧板がぴったりはまっていた時には途方にくれたものだ。完全に奥の壁と一体化していて、2,3回は気づかずにスルーしたと思う。何度目かの時に気が付いてびっくりしたものだ。
そしてその場では取り出せずに1度諦めて家に入ったりした。だってもうなんというか、完全に壁になっていたから。
いったいどうやってポストの中に入れたのかすら想像もつかないほどにぴったり入っていた。なので改めて今度は手ぶらになってポストの前に戻ってから、回覧板の救出作戦を試みた。ものすごい狭い駐車場で車の切り返しを繰り返すのと同じ要領で、少しずつ少しずつ動かして行った。車と違うのは、壁を使って回覧板に圧をかけて曲げたりしようとしながらであったことだろう。バインダーのごとく硬い回覧板であったが、厚紙でで居ていたのが幸いして多少動かす余地はあった。まあでもそれも、「ストレッチタイプのワイシャツ」というのと同じで、だいぶ強めに押し込まないと動かないくらいの代物ではあった。

だいぶ長いこと格闘して、ようやく取り出すことに成功した。したが、取り出しても結局ただの回覧板である。お知らせが2枚くらいついているだけで特段何も必要な情報等もないし、私が印鑑を押したりするようなスペースもない。だって賃貸だし。
正直、誰から回ってきて誰に回せばいいのかすら不明だったが、とりあえず部屋番号的に次の大きさの人のポストに突っ込んでおいた。中まで入れることはできなかったが、入れてしまった場合隣人がまた私と同じ思いをするだけなのでやめておいた。

ていうか隣人なんだからわざわざ外にさらされているポストなんかに入れないで、家のドアの前に立てかけておいたりするほうがいいんじゃないか? とかそんなことを思ったりもしたけれど、そんなことを相談したり打診したりする相手もいないし、とりあえず先例に倣うだけ倣ってあとは何もしなかった。それしかできなかった。

荷物にしろ回覧板にしろ、無理やり入れるのだけはやめて欲しいものである。