言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

通勤と眠気


今週は朝のピークタイムに通勤電車に詰め込まれる1週間だった。
そもそもこれまでずっと在宅勤務で家に籠っていた人間に朝晩の通勤はなかなか厳しいものがあるのだが、初日の朝から乗り換えた3路線全部が遅延しているという状況だったので、なかなかに消耗したスタートだった。翌日からは遅延はしていなかったがなかなかの混雑ぶりで、毎朝会社に行くだけで披露している状況というのは変わっていなかった。
これで本当に世の中の何割かが在宅勤務をしているのかと不思議になるほどの混雑ぶりだったが、以前普通に通勤していた時の事を考えると確かにわずかではあるが混雑の仕方が穏やか……かもしれない。まあでもそれは毎日のように列車遅延が発生していたり、おしくらまんじゅうのごとく密集して圧をかけないと乗り込めなかったりといったよく考えなくてもおかしいレベルの通勤ラッシュと比較しての話である。なので、実際混んでいて大変なことに変わりはない。そこには多分、自分の意思で「電車から一度降りるかどうか」を決められるかどうかくらいの違いしかないだろう。

まあそういうわけなので、いい感じに目の前の座席に空きができたりして、そういう時は座ることができたりする。一昨日なんて、最寄り駅の隣の時点で座席が空いて早々に座ることができた。
通勤先が遠いということもあって、私にしては毎日早起きで寝不足気味である。早く寝るようには心掛けているが、なんだかんだで日付が変わる前に寝られるかというとそうでもない。寝つきも寝起きも別段良くはないので、毎朝起きる瞬間というのは結構眠い。無理やり5時間半くらいは確保できているのではないかと思うので世の中的に寝不足のカテゴリに入らない気がするが、私としてはそれなりに不足している感じがしてしまう。
家を出てしまえば動いているうちに眠気が出てこなくなってくるのだけれど、やっぱりなんというかちょっと落ち着いたりすると急に眠くなるわけである。
電車に乗り込んだときもそうだ。立っている状態でも、特に動かないでいるとなんとなく眠くなってくる。なので、運よく座席に腰を下ろすことができたのならばさっさと目を閉じて寝てしまおう……と思うのだけれど、どういうわけだか全然寝ることができなくて困惑している。私はいつの間にか通勤電車で寝ることができなくなっていた。昔は普通に寝ていて、下手をすると寝過ごしてしまったりなんてことがなかったわけではないほどなのに、座った瞬間から全然眠くないのである。目を閉じてぼんやり考え事でも……と思っても全然眠気がどこかに行ってしまっているのだ。
ちなみにこれはロングシートの通勤列車の話であって、例えば新幹線みたいな乗り物であれば割と普通に眠ることができるのは最近体験している。お腹でも痛ければ寝られないことはあるけれど、基本眠ければ寝られる。それが通勤列車だとどうも寝られなくなってしまったのである。
真ん中の座席が悪いわけではなく、角に座っても同じだった。乗り換えた先の車両で座れても、やはり眠れない。地上を走っていても地下を走っていても。
それでまた不思議なことに、つり革につかまって立っていると、目がしょぼしょぼしてきたりするのだ。そして職場に着くともう眠くはなかったりして、もう何もかもよくわからない。
眠い感じをなんとなく頭が出しているだけで、実際は眠くないのだろうか。

帰宅中の電車の中でもやっぱり、疲れてはいるものの眠さはそれほどでもなかったりする(今のところ)。でも、家に帰ってお風呂に入ったりするともう途端にダメで、一気に眠気が押し寄せてくるわけである。
寝られない時に眠くなって、いざ寝られるとなると眠くなくなってくる。なんなんだこれは。

まあ来週から在宅で仕事をする日が増えて来る見込みなので、反動で家で変に昼寝などしてしまわないように気を付けたい。