言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

ハーブティー

ハーブティーを買った。普通の緑茶や紅茶と同じような、ティーバック形式のものである。
普段別に家でハーブティーを飲みつける習慣はあんまりないのだけれど、暖かい飲み物は好きだし、手軽なティーバックがあるというのならばと試してみたくなったのだ。

 

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これは先日行った群馬県の大泉という町にある、ブラジル用品を取り扱ったスーパーで購入したものだ。
2軒はしごして同じメーカーのものがたくさん並んでいたので結構ポピュラーなものなのだろうと思って買ったが、製造はブラジルではなくてどうもヨーロッパのようだった。まあでも需要があるから取り扱っているのだろう……と思う。英語ではなくて見た感じポルトガル語っぽいのでたぶんブラジル対応になっているのだろう。そのあたりは普通に日本でもよくある話だ。外国のメーカーが日本向けに製造する……それのブラジル版みたいなことだろう。
まあ別にどこの国で作られているかというのはこの場合些細な問題である。知らないハーブティーを飲んでみようというのが本題である。

色々な種類のハーブティーが売られていたが、私が買ったのはどうやら6種類のハーブがブレンドされたもののようである。内容物に関しては英語表記がなく(当然日本語もない)よくわからないが、Google翻訳のカメラ機能などを使ってなんとなくで解釈すると「フェンネル」「レモングラス」「カモミール」「ミント」まではわかった。ミントだけは2種類記載があったので、種類の違うミントでも入っているのだろうか。後は「アニス」という謎の存在。なんだろうと思って別途調べてみたば「八角」じゃないかということが分かった。八角は聞いてめちゃくちゃ納得した。パッケージから漂う匂いのうちの大部分が八角だからだ。

一応6種類ともどれも名前だけは聞いたことのあるハーブ(?)である。しかしまあなんだろう、フェンネルやアニス(八角)やレモングラスというのは料理の中では確認したことがあるが、ハーブティーの中に入っているものだとは思わなかった。香辛料的な分類だとばっかり思っていたが、ハーブと香辛料というのはそこまで違いがないものなのかもしれない。
フェンネルに関して言えば、どうも種以外は割とハーブ扱いになるらしいのだけれど、このハーブティーに使われているのは種子の方らしかった。丁寧に「frutos」と表記があるので、おそらく果実=種子であろう。だいぶスパイスの方に寄った感じのハーブティーである。まあ「普通の」ハーブティーについて内容がどんなものかということは全然知らないのだけれど。

ティーバッグ形式なので普通に紅茶とかと同じようにマグカップに突っ込んで適当に作ってみた。特に蓋をしたりしなかったが、ちゃんと抽出できた。ルイボスティーなんかだと蓋をして蒸らしましょうみたいなことがよく言われるが、このハーブティーは特にそういった工夫は不要のようだった。ちゃんとお茶になっていた。

飲んでみると、思いのほか味が尖っていなくて驚いた。一番主張するのはミントで、お茶がすごくさわやかに感じる。でも別に口の中に残るわけではなくて、すっと消えていく。他のハーブ(や香辛料)のおかげなんだろうか。アニス(八角)についても中華料理のそれとはまったく違って、ちゃんとハーブの一員として機能していた。フェンネルカモミールに関しては個別の味をちゃんと知らないのでよくわからないところはあるが、全体として不思議なほどに調和がとれていていい感じだった。
おしゃれなお店で出てくるようなハーブティーとはまたちょっと方向性が違うかもしれない。だいたいアニス(八角)のせいである気がするが、でもそれが異国感を際立たせているようで良かった。
口に合わなかったらどうしようかと思ったが、ちゃんと美味しくて良かった。あとついでに、かなりあったまる感じがする。ハーブだからだろうか。元気がない時に飲むといいのかもしれない。

今回これは大泉のブラジルスーパーで買ったけれど、もっと近所で買うことが出来たらまたリピートしたいものだ。同じメーカーでたくさん種類があったからいろいろ試してもみたい。
ブラジル料理店というのは結構あるのだけれど、店となると案外見当たらない。食材を売っているようなところに一緒に置いていないだろうか。ちょっと暇な時に散歩がてら見に行ってみようかな。