言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

食べたくても食べられないもの

食べたくても食べられないものがある。
私は昨年の春、急にパイナップルが食べられなくなった。食物アレルギーである。食べるとしばらく動けなくなるような腹痛に襲われ、たぶん消化されて出ていくまではずっとそれ続いていく。体が拒否反応を示してくるのだ。杏仁豆腐(缶詰のフルーツ入り)を食べた後、それからドライフルーツ4種類を食べた後に同じような症状に見舞われ、もしやと思いカットパインを買ってきてひとかけら食べたところ事象の再現を認めたため、これはアレルギーじゃねえか、という判定に至っている。
アレルギーの検査をしてちゃんと診断してもらおうとも考えたのだけれど、残念ながら血液検査で確認できる通常の39種類の項目の中にパイナップルは入っておらず、120種類の検査とかでなら項目に入っている場合があるようである。1回の検査で3万円もかかるということもあって完全に尻込みしてしまっている。面倒くささと出費のでかさ、それから実際の人体実験の結果を鑑みた結果、いつか行こうと思いつつ完全に後回しになっているのが現状だ。
とはいえ、3回パイナップルでかなりつらい目にあっているので、パイナップルは避けなくてはならない対象であることは間違いない。なのでできるだけ見えている分は避けているのだけれど、自分でもどこまではセーフでどこからがアウト、という線引きができていないので、ちょっと難しいところはある。
見えている物はまあ簡単だ。避けてもらえばいいかな、という感じ。今のところ、缶詰のミックスフルーツはパインを食べなければ一応大丈夫(それでも避けているけれど)。酢豚とかのように、一緒に調理してあるのはどうだろう、それは試したことがない。パイナップルが入っているかどうかを確認してから頼むようにはしている。
たぶん大丈夫だけれど一応避けているのは「パイン味(無果汁)」とか「パイン風味」みたいな記述のもの。無果汁でたぶん香料だけなんだろうなと思いつつ、一応避けている。知り合いの果物アレルギーの人は飴なら大丈夫と言っていたのできっと平気だとは思うけれど、怖いのであんまり食べないようにはしている。パイン味以外は普通に食べている。
これまでであったことはないが、ちょっと怖いのが、調理の過程ですり下ろしたりジュースを入れたりして見えない形で入っているようなタイプのものである。パイナップルをソースに入れているとか、隠し味なんです、というのは言われるまでまずわからないと思う。一応怪しいと思ったら聞くようにはしているが(「トロピカル」とか書いてあったら100%ダメとかそういう)、ちょっと自分の意識が低いような気もしているところではある。
こんな感じで自衛はしているけれど、この間うっかり食べそうになったのはカレー屋のデザートとしてついてきたヨーグルトの中に入っていたパイナップルだ。一応ミックスフルーツっぽかったので警戒したが、ざっと見たところ洋ナシと桃だったので食べたが、1つだけパイナップルだった。口に入れて噛む前に繊維質を感じたので慌てて吐き出した。とりあえず大丈夫だったけれど、ひやひやして、反省した。
同じ包丁を使っている、とかそういうこともある程度は気にした方がきっと良いんだろうなとは一応思っていて、そういう意味ではフルーツサンドとかミックスジュース(その場でカットしてくれるもの)とか生の果物を扱ってそうなものについても手を出さないようにはしている。フルーツケーキはこの間特注で「パイナップルを抜いてください」と頼んだのに普通に入っていたので信用していない。見えないところに混ざっている可能性が有るって結構怖いんだな。本当はそういうミックスフルーツの食べ物や飲み物、好きなんだけどな。
セブンイレブンで冬とかに売っているいちごサンドでとりあえず我慢かな、しょうがないから。今も売ってるかな? 見てないや。あれ美味いんだよね。