言葉のリハビリ場

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手が荒れると指紋認証が効かない

 

暖房をつけると肌が乾燥する。洗濯物を乾かすにはとても良いのだけれど、肌には決して良くない。おかげで今シーズンは保湿用のクリームの減りが速い。指先だけではなくて身体用のものも使っているけれど、使うのと使わないのではだいぶ異なる。ちゃんと意味があるんだなと思うと、積極的に使おうという気になる。
指先は洗剤なんかでも荒れてくる。冬は乾燥との二重で指先がカサカサになりがちだ。そうすると、ケアはしているけれど元の状態に戻るまでは至らないようなことになる。

そうすると微妙に不便が出るのは、スマホ指紋認証である。登録した指紋部分の損傷具合に拠るのだけれど、指紋認証が反応しなくなるのだ。
指紋認証は便利だけれど、冬はどうしてもこういった事象にハマってしまうものである。登録している指に関しては、ケアをほかの指以上にしっかりと行う必要というのはある。ただもちろんだけれど、クリーム塗りたての状態だと指紋認証は効かないので、その辺のタイミングに関してはちゃんと図る必要はある。まあ手がそんな状態の時に何か触ったらダメだというのは考えるまでもないことだけれど。

ロック解除はパスコードで、パスワード入力は実パスワードの入力で代替できるのでとりあえず「使えない」ということはない。普段指紋だけで便利に利用しているものがつまずくと不便さがちょっと際立ってしまうように感じるだけだ。
不思議なのは、認証の精度である。ものによって、整合性の一致率が低くてもOKとなるものとそうでないものがある気がするのだ。例えば、ロック解除なんかはだいぶ基準が甘い気がする。厳しいのはパスワード入力系。電子マネーの支払系は前者な気がする。重要度の違いみたいなところなんだろうけれど、よくわからない。万全なときは何でも通るし、ダメなときは通ったり通らなかったりする。それだけだ。
銀行系のアプリはかなりセキュリティ対策が万全で、登録した指紋に変更や追加があった場合はいったん生体認証全体の使用が停止される。ログイン後に再度生体認証の使用を許可するように変更しないと、再度ログイン時に指紋認証等は使えないというわけだ。面倒だけれど、結構良くできた仕組みだと思う。登録したての指紋で全部使えたら、誰がスマホを手に入れても使えるようになってしまうからだろうね。登録し直すのは面倒くさいけれど、まあ致し方ない。今後の便利さとの引き換えだ。

私が使っているスマホはiPhoneSE2なわけだけれど、先日その後継機(でいいのか?)が販売されることが発表された。新しいのが出てすぐに買うわけじゃないからいいけれど、発表から1週間ちょいでもう販売開始なんだからスピード感がすごい。一昨年の夏くらいに今のiPhoneに機種変更したわけなのでまだ特に買い替えようとかは思っていないけれど、このシリーズの後継機が出た当ののは結構嬉しく思っている。
やっぱりホームボタンという選択肢はあった方がいいということなんだろう。iPhone指紋認証を使うには今のところホームボタンの存在が必要だ。正直それ以外の面ではあまり必要に感じる場面は少ないのだけれど、指紋でいろいろロックなりパスワードなりを解放できるのが便利すぎてやめられないところはある。
会社で使っているスマホがホームボタンのないタイプのandroid携帯(外国製格安スマホ)なので、ホームボタンがない場合の使い勝手はそれなりにわかっているつもりだ。iPhoneに限らず、ボタン無しでも全然普通に使えるし不便はない不便はないけれど、ホームボタンでの指紋認証に慣れすぎて、辞めなくていいなら辞めないでいてほしい気持ちの方が今のところ勝っている。

なのでまあきっと私は来シーズンも指先をせっせとケアし続けるだろう。指紋認証に使う指先ばっかりを重点的に。
気にするきっかけがあればそれなりに気を遣うものだし、結果として別の指もついででケアするからそう悪い事でもないと思う。