言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

環境設定は忘れるという話


最近、職場PCのOfficeバージョンが上がった。ずっと2016どころか2013だったのだが、ここにきて2019に変わった。正確に言うとサブスク型の365なのだけれど、まあ中身はたぶん2019と相違ないはずだ。
これまで、Officeのバージョンが古くて困っていたことは別になかった。以前から使い慣れているし、もう4年くらいずっと同じPCで作業しているのでそのまま使えるので何も問題はなかったのだ。
ただまあ仕事柄別のPC環境にアクセスして作業をするようなこともあり、そうすると2016や2019の環境でExcelなどを操作するようなことは結構あった。2016と2019というのはそれなりに似た形式のものなのだけれど、2013と2016との間にはだいぶ大きな違いがある。メニューの表示方法からしてだいぶ異なっている。ずっと同じものを使う分には慣れていくのでいいのだけれど、2013と2019を行き来して使うのはなかなかのストレスだった。ショートカットコマンドは変わらないのでキーボードで操作する分にはいいが、図形挿入などはボタン位置から仕様まで変わっておりなかなかにイライラした。
手元のPCのバージョンが上がるということは、少なくともそれらのバージョン差によるイライラがなくなるわけで、そういう意味ではよかったと思う。

ただまあバージョンアップしてすぐはなかなか慣れずに苦戦した。特に毎日必ず使うExcelはなかなか慣れずに苦労した。
元々基本テンプレート設定を上書きするような形でカスタム設定をしていたのだけれど、バージョンが上がってそれを読み込まなくなって対応を強いられたりもした。バージョンが上がって設定ファイルの上書きが無効になってしまった。
仕方がないのでカスタムテンプレートのフォルダにちゃんと個人用に設定した物を放り込み、新規作成の際はそれを参照するようにしたのでとりあえずは使えるようになったが……若干不便さは残ったままである。新規作成の場合はいいが、過去の雛形を流用する場合などは有効にならないからだ。「既定の図形に設定」を選択すればそのドキュメント内では有効になるので致し方なくそうしているが、全部強制的にテンプレートとして設定できる2013までの私用の方が楽だったな、と思うばかりである。
まあこれも慣れていくしかないんだろうけどさ。
図形なんて基本「1.5ptの赤枠で塗りつぶしなし」のものを使いまくって、稀に資料作成時などに違う図形が出てくる程度だ。青枠のデフォルトのあの図形はとんと使う機会はない。デフォルト図形なんてそんなもんだよな。もっとも、あれを活用している人もいるだろうけれど。

こういった個人の環境設定というのは、最初に設定する時は苦労するものだけれど、その後年単位で触ることがないからすっかり忘れてしまうものである。PC設定を行う部署に所属していれば嫌でも覚えるのだろうけれど、普通に仕事をする上では初回くらいしか触らないから覚えない。PCが入れ替わったり買い替えたりしたタイミングでさてどうしたものか、と思いながら調べつつ対応するのだけれど、また数年たつと同じように調べながら対応することになる。本当は設定を新旧で見比べながらできれば良いのだけれど、今回のようにバージョンアップだとそれもできず、結局調べながら対応するしかない。まあ調べて分かるならいい。
昔はカスタムしてたが今では特にしていないという箇所もあったりするが大方設定を忘れているだけだ。忘れるくらいだからたぶん、そこまで必要としていなかったのだろう。そう思うことにしているが、半年くらいたったところで「そういえば以前はこの機能設定は自動でしていたな」などと思い出したりもするし、まあ何か記録でもしておかない限りは必要でも忘れてしまうものだ。
仕事で必要ならマニュアルにでもするのだが、あくまで個人的な設定・カスタムなわけで記録したり整理したりはしないかな。マメな人はそういうのもきっちり記録を付けておくんだろう。