言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

仕事PCの電源が入らなくなったり

 

この間、仕事用のPCを起動しようと思って電源ボタンを押したら、反応がなかった。押せてなかったかな、と思ってもう一度押し込んでみたけれど、電源が入らない。
え、なんだこれ、と思いながら何度か押してみるが何の反応もない。起動するそぶりすら見せない。Windowsが立ち上がらなくて起動に失敗するパターンなんかはプライベートのPC(先代のVAIO)で死ぬほど見たので慣れていたけれど、電源が入らないパターンは初めてだった。
強制終了のノリで電源ボタンを長押ししてみても何も解決せず、いよいよどうしよう、というところまできてようやくプライベートPC経由でGoogleさんにお問い合わせしてみることにした。
「PC 電源が入らない」となんとも間抜けな検索ワードだが仕方がない。「いかがでしたか?」みたいなサイトを避けつつ解決策を探ると、「電源を抜いてバッテリーを外した状態で放っておいてください」みたいな記述を見つけて試してみる。帯電してしまっている場合はこうして放電してあげることで起動しますよ、とのことだった。
へーそんなもんなのか、と試してみたら本当に電源が入るようになった。PCって帯電するんだな。
今までもう15年くらいなんだかんだPCに触れて生きてきているが、PCが帯電してしまって起動しないというのは初めて経験した。まあこれで次同じことがあっても対応できる。

PCが起動しない、という時、私の経験はほとんどOSが立ち上がらない系の問題である。Windowsのロゴが出れば勝ち、みたいな戦いはずいぶんやった。
今のプライベートPC(HP)は使い始めて3年目くらいになるけれど、それ以前の7,8年は型落ちの(正確にはおさがりの)VAIOのPCを使っていた。後半3年くらいはほんと騙し騙し使っているような状態で、いつ起動しなくなってもおかしくないですよ的なエラーが毎度出ているくらいだった。実際機嫌が悪いとそういう日もあった。
そんなPCでMnecraftのようなそれなりに負荷の高いPCゲームをプレイしていたのだから、まあ意外と頑丈だったようである。使える最低限は下回っていなかったということだ。
上手く起動しなくても、最悪電源ボタン長押しで強制終了すれば何とかなるPCだった。Windowsアップデート関係がかなりの鬼門で、純粋に更新が重いのと、処理にPCスペックが追い付いていないのか知らないが変なところでフリーズしたりとまあトラブルが多かった。
なのでまあOS起動関連は結構色々調べながら、そして雑に色々試しながら頑張ってきた。

その前の代のPC、つまり先々代のPCに関してはその戦いで敗北を喫したPCであった。
何がどうおかしくなってしまったのかわからなかったが、ある時からOSが起動しなくなった。ハードディスクは生きていたので、データを救出すべく救済ソフトを使ったりした。内蔵のCDドライブが生きていたので、そこにフリーの救済ソフトを落としてきたCD-ROMを突っ込んで、仮想デスクトップを立ち上げることでハードディスクへのアクセスができた。
USB経由で大事なものは移行できたのだけれど、最終的にはその仮想デスクトップで遊べるミニゲームみたいなものにハマって、ハマっているうちに仮想デスクトップが壊れて終了した。データ救済ソフト内の仮想デスクトップにミニゲームが入っているのも面白い話だが、本来の目的をこなさないままミニゲームで遊んでいるうちに起動しなくなる、というのはだいぶ私がアホだったようなところはある。
まあ8割がた救出していたからよかったと言えばよかったのだけれど、昔の写真データとかはいくらか残ったままなのが若干悔やまれる。震災の2年くらい前に行った気仙沼の写真データとかきっと入っていると思うな、あそこに。捨てていないので救出できる可能性はあるが、もうなんかそういう気にもならないかな、さすがにね。

まあでもほんと、急にPCの電源が入らなくなるというのは焦るものだ。
昨日まで普通に使えていたのに! ということが往々にしてある。さっきまで大丈夫だったのに、という場合もある。スリープからPCが復帰しなくて強制終了とかそういうパターンね、はいはい、という感じ。
たいてい復旧するからこそ冷静でいられる面はあるので、これはどうやらダメらしい、となるとその先のことを考えて焦るわけである。直近の作業はどうしよう、データは救出できるだろうか、修理とかで何とかならないか、等々。あとは最終的にどこまで割り切れるか、いったん諦められるか。
大事なもののバックアップ手段というのはある程度考えておかないとダメだけれど、かといってPCと同容量のクラウドなり外付けなりを用意するのはまた違う気がするので、割り切りとかは必要だよな。

にしてもまあ、本当は壊れないのが一番である。多少不具合があっても、一線を越えないような頑丈さ、それが本当に必要なものだと思う。そういう意味じゃ私のプライベートPCたちは結構頑丈と言えば頑丈だよな。