言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

毛布が先、イヤホンが後

PCに向き合ってじっとしていると、足が寒い。足先だけではなく、なんとなく腰から下が全体的に寒い感じがするので、ここ数年寒い日は毛布を掛けた状態で椅子に座ることが多い。
いわゆるブランケットやひざ掛けではなく、無印良品の「着る毛布」を流用しているだけなので長めの長方形なのだけれど、かえってそれが足先から腰までちゃんとカバーできていて良い感じになっている。今ではもう習慣のようになっていて、毛布無しで座っていると違和感があるくらいになってしまった。
習慣とは面白いもので、たまに気温が高い日であったりしても気づかずに毛布を掛けてしまうものだ。最初は特に気が付かないのだけれど、だんだん暑く感じるようになってきてようやくそこで今日は寒く無い日だな、と気が付くことになる。冬になったばかりのころは「寒いから」と毛布を用意しに行っていたけれど、もうこれくらいの時期になると最初に毛布が置いてあってそれを掛けるところから始まるわけである。エアコンと同じだ。とりあえず付けてみて、途中でトイレに行ったりなんかしたタイミングで気が付くわけである。換気とかをしたタイミングでは気が付かないのがまた不思議なもので、まあ外は寒いだろうという思い込みの元、窓を開けたら一旦その場から離れるのでなかなかわからないものなんだろう。

今はもう暖房と毛布を併用しているけれど、季節の変わり目には毛布しか使っていなかった。毛布が先で、暖房が後、という構図だ。案外毛布だけでも何とかなるものだ。最初は午後の日が入らなくなった時間帯から使いだして、だんだん使用時間が長くなっていく、朝から毛布が必要だと思うようになったらもう暖房の付け時だ、というように私は解釈している。

そんな具合に便利に使っている毛布だけれど、弱点もある。それは静電気を発生させるということだ。単体ではそれほど感じないのだけれど、どうもイヤホンとの親和性が高いらしくイヤホンをしているときに毛布を引き上げようとすると、かなりの確率で静電気が発生する。イヤホンを通じてそれが耳にまで到達するので、普通に食らうよりもずっと痛いので困っている。
イヤホンを付けている状態で毛布を掛けるなり引き上げるなりすると必ずダメなので、最近ではそれを見越して先に毛布を掛けてからイヤホンをつけなおすようにしている。既にイヤホンをしているときは一旦外しておくわけだ。
毛布が先、イヤホンが後。これを徹底しないと痛い目に合う。痛い目にあっているにもかかわらず、ついうっかり忘れてやってしまうのが辛いところである。

不思議なのは、この事象が今シーズン初めて起こった事象であるということだ。昨シーズンは起こった記憶がないし、それ以前もない。同じように毛布を使っているのに、不思議なものである。
音楽を聴く場面が増えたというのはひとつ原因としてありそうなところだけれど、だとしても電話の頻度などは特に変わっていないし不思議だ。
そうすると考えられるのは、引っ越しをしたから、というところだろうか。今まで暖房とかなり離れた場所に机があったのだけれど、今は多少左右のずれはあるもののかなり暖房に近い位置に机がある。そういうことも相まって、余計に静電気を発生させやすい……とかそういうことなんだろうか。あとは下半身の恰好とかくらいしか考えにくい。確かに今履いている物は去年の秋くらいに買ったやつだけれど……変わるものかな、そんなに。あからさまに静電気を発生させやすいそざいというわけでもなさそうなんだけどな。
むしろ、去年とか一昨年などは結構ニット系の脱ぐときに髪の毛が通過するともれなくバチバチいうようなものを上に着ていたことが多かったので、静電気遭遇率で言えば下がっているはずなんだけどな。

まあ原因はわからにけれど、とにかく今シーズンの合言葉は「毛布が先、イヤホンが後」ということで、うっかり忘れないように気を付けていきたい。
ああ、今シーズン後何度耳に静電気を放り込まれるのだろうか。