言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

静電気の季節


今年は結構乾燥しているのに静電気が来ないなと思っていたら完全にフラグだったようで、油断しているときにとうとうバチっとやられた。今季初。全然嬉しくないけれど、冬だなという感じはする。ただただがっかりするだけだけれど、まあ一応季節っぽいものではある。
一昨年くらいまでは結構静電気の起きやすいような服を着ていて、夜お風呂に入ろうというタイミングでいつもバッチバチにやられていた。ニットの系統の洋服は特に脱ぐときに必ず静電気が発生するので、常用していた時はほとんど毎日お風呂前にパチパチ言わせながら服を脱いでいたものだ。でもまあそういう服って結構暖かいので真冬にはつい着たくなるんだよな。
そういう意味では結構今年は薄着なんだと思う。ニットの類は特に着ていないし買ってもいない。今のところ寒くてもコートを着ていればそれなりに過ごせているくらいなので、まあ実際気温的にもそこまで寒くないんだと思う。真冬の北海道とかに出かけなければ今期はこのままでもいいかもしれない。
そういえば、今メインで着ているコートはあんまり静電気が起こらない。素材的な問題だとは思うのだけれど、買うときに静電気が発生しやすいかどうかというのはあんまり考慮していないので偶然である。中に着ている服との相性も(静電気が発生しにくいという意味で)良いのだと思う。やはり発生しやすいのはニットとか、あるいはカーディガンのような類の物だろう。毛がもこもこしているものはそれだけで警戒せざるを得ない。

それにしても静電気というのは嫌なものだ。できれば発生しないでほしいと思うのだけれど、どうしてもこの時期は発生してしまう。
服を脱ぐときのような決まったタイミングだけではなく、本当に不意に発生するのもよくない。この間はPCのUSBポートあたりで一発着た後に、ほぼ同時にイヤホンにも静電気が発生して、耳の内側にピリッとした痛みが走った。そんなことあるんだ、ともう痛いのを通り越して感心してしまった。
まあでもわかっていても発生してしまう静電気には「やっぱりな」というような諦めみたいな気持ちが混じるのだけれど、全く意識していないときの不意打ち静電気というものは、受けたときにともすれば変な声が出てしまったりという場面もある。外でやるとちょっと恥ずかしい。静電気は目に見えるものではないので、「うわっ」と叫んだあとに「痛っ」とでも追加しないと周りからはにわかに静電気だとはわかりにくいかもしれないよな、といつもそんなことを思ってしまう。別に言い訳とかしなくてもいいんだろうけれど、なんとなく気になっちゃうんだよな。
ただまあ人間「うわっ」という声にはなんとなくみんな振り返るものである。私も何となく気にしてしまう。視線を一気に集めるというほどでもないのだけれど、意識がちょっと引っ張られるのだろう。シチュエーションと痛がる様子を見て「ああ静電気にやられたのかな」と理解すれば別にそれ以上意識が向くこともないしただただスルーされていくわけだけれど、あの一瞬意識がこっちに向いているなという状況はちょっと居心地が悪い。一人の時は独り言で言い訳をしてもそれはそれで変だし、指先をしかめ面で見たりして「静電気この野郎」的な感じが伝わればいいなと思っている。

世の中には静電気除去シートなんてものも存在する。触っておくと静電気が来なくなるというやつ。ガソリンスタンドなんかには必ず設置されているけれど、あれは他の場面でも有効なんだろうか。ガソリンスタンドでは確かに静電気でバチバチ来たことがない(きたら危ないからやるのだけれど)し、ちゃんと静電気除去ができている気がするので別の場所で使っても有効だとは思うのだけれど、例えば絶対にバチッとくるドアノブとかをつかむ前に触っておけば静電気が来なく……なるのだろうか。
あとは静電気防止スプレーとか、そういうものもどれだけ有効なんだろうな。
ただもう静電気というのは起こってみないと実際防げているのかもよくわからないので、また忘れたころにバチっとやられてイラっとする、それを繰り返していくんだろうな……。