言葉のリハビリ場

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ナンカレーに1膳くらいありそうなご飯をつけるなって

お昼ご飯にインドカレー(的なもの)が食べたくなって頼んだら、ナンと一緒にご飯もついてきた。黄色いサフランライスである。

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こういったインドカレーの店だと、ナンかライスを選択する場合か、このように初めからナンだけでなくライスもついてくる場合がある。ただその場合もライスは小盛で、アイスクリームをすくう時の容器のような形をした小さな丸形で提供されることが多い。

しかしながら、今回やってきたのはちゃんとした量のライスであった。多分、軽めのお茶碗1杯くらいの量はあったと思う。カレーの量に対するライスの量としては少ないけれど、ナンが普通についてくる場合のライスの量にしては多いと思う。ナンもテイクアウト用に折りたたまれてはいるが、普通に幅30cm以上のサイズのナンであり、軽いということは決してない。

カレールーがたくさんあったので食べきることができたけれど、満腹になりすぎてしばらくぼんやりしていた。あと夕飯に影響が出た。
まあこの「食べきることができる」ってのが問題で、一度食べられてしまうとその後また「この間食べられた」という実績があるだけにまた食べられちゃうんだよな。食事量がナチュラルに増加していくときはだいたいこういううっかり食べられてしまう大盛な料理のせいであることが多い。
おなかを壊すほどの食べすぎではないというのもミソだと思う。
座っているときは気が付か付きにくいけれど、立ち上がってから「あ、食べすぎた」なんて思うのだ。

ただもうね、インドカレーって美味しいんだよな。特に私はマトンカレーが好きでよく頼むのだけれど、ナンもライスも本当によく合う。満足度がとにかく高い。時々、直接は食べられないスパイス(ローリエとか生姜とかレモングラスとか)がガッツリ混ざっていたりするけれど、全然気にならない。ライスを先に食べて後からナンに取り掛かる感じで食べると、そういった固形物はあまり邪魔にならないというか、そこまで気にせず食べやすいのだ。

学生時代はこのなんとカレーの組み合わせを狂ったように食べた時期があった。ナンとカレーのランチセットが500円という今思えばかなり破格なセットがあったのだ。さすがにライスが付いてくるようなことはなかったがそれでも十分である。テイクアウトだと焼きたてのナンをアルミホイルに入れて提供してくれるので、アツアツの状態で食べられるのも良かった。
行列になっていることもほとんどなく、立地的にも便利だったのでかなりの頻度で利用していた。
ただまあカレーはカレーなのでちょっと食べる場所に気を遣う必要があったけれども、そういうことを差し引いても個人的にはかなり魅力的だった。
しかしながらその店はわずか2年くらいで閉店してしまった。私としてはいい立地だったけれど、ビジネス街とかからは少し外れていて、お昼時に行列になっていないというのはかなり致命的だったのかもしれない。私の知り合い以外であの店に通っている人も知らなかったし、あんまり人気がなかったのだろうか。

今普通に街中にあるインドカレー(あるいはネパール)のお店は大体1000円くらいの価格帯の所が多いんじゃないだろうか。1000円でナンとカレーとそれからサラダが付いてきて、場合によってはデザートとか飲み物(ラッシーとかチャイとか)がついてくるような、ちょっと豪華な仕様になっているのを見ることが多い。カレーも2種類くらい選べたりする。
そういうのはいい。全然悪くない。たまに食べたくなって店に行ったり、テイクアウトをしたりする。でも必ず普段の食事の1.5倍くらい満腹になって店から出ることになる。大盛にしてしまったとかお替りしてしまったとか、そういうことに関わらず等しく満腹を超過してくる。
とにかくむしゃくしゃしてお腹いっぱいになりたいとかそういう場合はいいけれど、たまになんというか、程よくお腹いっぱいになりたいだけの時、そういう時はあの500円のナンとカレーだけのセットが恋しくなるのだ。