言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

関西に行っていろいろ食べすぎてきた話

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去年GWに乗ろうとしたけれど自粛した「ひのとり」

旅行に出かけるとついつい食べ過ぎてしまう。どうしてだろうと言われても、まあ食事をしに旅行に出ている面があるからじゃないの、としか言いようがない。ともかく食べることは楽しいことだ。普段の生活でもそうだけれど、別の土地に出かけるとなおさらそうだ。

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とはいえ、最近はそこそこ節度を持った生活をしていた。体重が増えすぎてしまったからだ。在宅勤務になってもうすぐ1年というところだが、まあ全く運動をしなくなった。通勤や昼食のために歩くというのは大事なことだったのだ。1万歩とまでは行かずともそれに近いくらい毎日歩いていたわけなのだけれど、それが一日千歩もいかない生活をしていればそりゃまあ良くはない。良いわけはないのだけれど、食事量は特に変わらなかった。それでいて、食後に食べるお菓子の量が増えた。職場でお菓子はそんなに食べないけれど、家だとあるから食べちゃうんだよね。コーヒーとか飲んじゃったりしてさ、ついでに。

そんなわけで少しばかり節制していたわけだけれども、たまにはそうじゃなくてもいい日があってもいいかな、というわけである。出歩いたときくらいいろいろ食べてみようじゃないかと、そう思ったわけだ。
しかしながらこう、少し「胃が小さくなった」のかどうかわからないが、これまでよりは過剰に食べられなくなっているのも事実だった。あんまり食べすぎないほうがいいんじゃないのという気持ちがどこかにあって、言うほど食べすぎてもいないでいられている。
あまりこれが行き過ぎると拒食的な話になるんだろうけれど、まあなんか多少はいいんじゃないかね、と思うわけである。
とりあえず満腹中枢を少し騙せればいいという、それだけのことだ。

導入というか言い訳みたいなものが長くなった。

タイトルに「関西」と書いたが、起点は愛知県だった。
とりあえず好きなので矢場とんに行った。味噌カツ。定番中の定番。

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ロースとんかつ

新幹線口の方の地下街(エスカ)に行って食べた。11時過ぎくらいに行ったのにめちゃくちゃ並んでて焦ったけれど、回転がいいので言うほど待たなかった。名鉄の方にも確か店舗はあったけれど、あっちのほうがより混雑している印象。なので大抵こっち(エスカ店)に来てしまう。
15分くらいかな、それくらいの待ち時間だった。待ち時間目安が外壁に書いてあるけれど、まあ本当に同じくらいだった。間隔を開けて並ぶようになっている分もっと時間かかるかと思ったけれど、あれ貼りなおしたりしたのかな。わかんないけど。
カウンターを3席分をまとめて1席扱いにしたりとかなり席数を絞っていたので、それもあって結構並んでいるようだった。もともと狭い店舗なのでゆったり使える分にはありがたかったりもする。

味噌カツはもちろん豚カツなので原料は豚なわけだけれど、この日は味噌汁から豚汁に変更して豚をダブらせた。

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豚が(ほぼ)必ず被ることになるけれど、矢場とんの豚汁は美味い。この日初めて知った。そうそう、矢場とんは名古屋の店だけれど味噌は赤みそじゃないんだよな。豚汁もそう。
それでまあ味噌カツを食べたのだけれど、もう少し暇があったのでそのままコメダに行ってコーヒーとデザート。

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モンブランだけれど、アールグレイ味で美味しかった。思ったより重かったのでお腹いっぱいになった。
まあ味噌カツは揚げ物だし、その直後にデザートを食べないほうが良かったかもしれないな。まあいいんだけれど。コメダは割といろんなところに店があるけれど、なんとなく名古屋に来ても入っちゃうね。一応本場だし。

時間をつぶすのにちょうどいいけれど、まあ人気だから混んでるよね結構。

 

さてまあそのあとはいろいろ移動して、夕飯は天理ラーメン。

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彩華ラーメン(小)

天理ってのは奈良県で、奈良のちょっと南のところにある都市。詳しくは調べてもらえればわかるけれど天理教の宗教都市なのでなかなか独特なところ。
そこの名物が天理ラーメンというやつで、まあこれが美味いんだな。

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本店は前栽という駅から20分くらい。

彩華は天理ラーメンの有名店の一つ。もともと屋台で創業してそこから始まった店で、よく煮込まれた白菜が特徴的。ピリ辛でニンニクが効いているガツンとした味なので、そのまま人に会う予定のない時にしかなかなか食べられないね。美味いんだけど。
ついご飯とか付けたくなるのだけれど、今回は我慢。結果的にはそれでよかった。まあこれ、18時に食べてるしね、そこまで空腹でもなかったという事情はある。

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今回は入らなかったが、天スタも有名店の1つ

この日はこれでホテルに向かって、翌朝はビジホ的朝食(写真なし)。普通だけど普通に美味しいやつ。ちょっと久しぶりだったかも。

 

翌日の昼は大阪。立ち食いタイプの串カツを食べる。大阪っぽいね。

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串かつ松葉の新大阪駅在来線コンコースの店舗

松葉は自分で注文できない代わりに、こうやって適当につまむのにちょうどいい店だ。これは新大阪だけれど、大阪駅の下にも同じように店があるね。
自分で注文できないスタイルは割と初見殺しなので、了解の上行かないと厳しいところはある。反面、もう出来上がっているので時間がない時に適当につまむのには本当にちょうどいい。何かと組み合わせて欲張りセットができる。

私はそのあと豚まん(551蓬莱のやつ)を買って、イートインスペースで食べた。

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新幹線で食べると怒られるんですか?

美味いよね、やっぱりこれ。

串カツの数もまあまあ食べたけれど、これも2つ食べられてしまった。袋をもらったので持ち帰りできたのに無駄になった。

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夜は姫路に移動。

どうしても食べたかったおでんを食べる。酒を飲みたくなったが飲まなかった。特に理由はない。

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姫路おでん。こんにゃくが城の形

この姫路おでんってやつが美味いんだよね。薄めの出汁で煮込まれたおでんに生姜醤油をつけたりかけたりして食べるやつ。
昔から名物だったわけではなく、こうして名物化したのは意外と最近の事らしいけれど、その辺の経緯に関しては身近に専門家(?)がいるのであまり下手なことは言えない。

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※お代わり分

まあとにかく美味いんだよね。

下味にちゃんと出汁が効いているうえにパンチのある生姜醤油を加えて食べるんだから、まあ不味いわけないわけよ。本当に美味い。実はこれ、先月も食べている。美味すぎてまた来てしまったというわけ。

おでんに何か味を足して食べるっていう発想、からしとかそういうものとか、あとは味噌とかでは考えたことがあるけれど、醤油ってのは盲点だったな。ほら、もともとの味付けとして醤油ってのは含まれているわけで、それをあとから「追い」で足すのはなかなか思いつかないね。

でもこうしたほうがつまみとかにはぴったりだと思う。味が急にわかりやすくなる感じ。たぶん家とかでも再現できる。


ここでは炭水化物を頼まなかったので、別途調達してホテルで食べる。これもまた実は名物である穴子寿司。

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「柊」という穴子料理専門店でテイクアウト


おでんより前にテイクアウトしてしまったので時間がたってしまったが、十分美味しかった。見た目がちょっと崩れているのは持ち歩いた私のせい。


そういや食べてから気が付いたんだけれど、普段穴子って「蒸し」のやつを食べることが多かったもんで、「焼き」な穴子はちょっとばかり新鮮だった。焼くとかなり身がしっかりしているように感じられるんだな、という知見を得た。あとこれを細かく刻んだやつとかがいわゆる「穴子飯」として売られている混ぜご飯になっているんだな、とも気が付いた。だからまあ意識はしていなかったけれど食べてはいる。
蒸してある方の調理だと、タレの味を中心に味わう構図になっていることが多い気がするけれど、焼く場合はもっと穴子本体のほうに中心が寄る気がするね。香ばしくて、思っているよりも歯ごたえがある。今回テイクアウトにしたけれど、店に行って焼きたてを食べたいね、これは。あとは白焼きとか、そういうのもいいな。


この穴子をテイクアウトした店は、本当は中に入って食べるつもりだった。でもいざ店に行って見たら予約でいっぱいで入れなかったのだ。

17時に行ってそう言われたのでまあまあ驚いたけれど、確かに「予約席」の札がいっぱい立っていたので人気なんだろうな。時短営業中なのでそもそも夜が短い都合上、みんな考えることは同じで早めに出てくるんだろうね。
なのでテイクアウトしたわけだけれど、次は予約していきたいところだ。ただまあ店内でガッツリ飲み食いするとそれなりにいいお値段するのが悩みどころだけれども。

そんなわけでこの日はおしまい……とはならず、最後に夜食のラーメン。

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普通なのが安心する

そう、ドーミーインに泊まっていたので、無料でラーメン(夜鳴きそば)が食べられるというわけだ。

おでんと穴子寿司、で最後に半ラーメン。ちょうどいい感じの調整。
どうでもいいけれど、このラーメンは大盛りにしたりお代わりしたりすることができる。やったことはないけれど、やっている人を見たことがある。

 

翌朝は朝食付きだったのでせっせと食べに行く。小分けになっているものを取っていくバイキング方式で、欲張りセット。

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言うほどボリュームはないけれど、圧倒される

コロナ以前から割と小鉢に分かれているタイプだったので、今はそこにふたが付いたりしているけれどそんなに変わっていない感じ。

穴子飯と、にゅう麺(兵庫と言えば「揖保乃糸」)、おでんもあった。小鉢はとにかくいっぱい。欲しいものだけ取る。映ってないけれどヨーグルトも食べた。普段全然食べないのだけれど、なんとなく並んでいるのもを見食べたくなった。美味しかったので同じやつを家に帰って買っている。

そうそう、この穴子飯は蒸してあるタイプの穴子だったね。やっぱり全然違うもんだね。個人的には蒸しのほうが馴染みがあるので、安定の味。美味いのでお代わりした。

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そしてこの日の昼も穴子にした。姫路城のすぐそばにある庭園の食事処(活水軒)だ。

庭園がめちゃくちゃきれいで、眺めのいい席に通してもらったのだけれど写真を見返したら1枚も取っていなかった。食事処の外観の写真はあったのに。

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土砂降りの中の救世主に見えた

まあこの日は昼前から土砂降りになって風も強く、折り畳み傘が吹き飛びそうになって嫌になった。雨の中上を向いてお城の写真を撮ろうとすると顔が濡れることを理解したりした。当たり前か。

そんなわけで昼ご飯は贅沢にお重にしてしまった。

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穴子のお重はなかなか迫力がある。
見た目はうな重だけれど味は全然違って面白いね。何より弾力・歯ごたえが結構ある。身が締まっているという感じで、かなり食べ応えがあった。

前日の穴子寿司とはまた違った味わいだ。よく考えれば穴子寿司はそもそも酢飯だったのでそこから違うけれど、どっちも甲乙つけがたいね。
ただしどちらも値段的にはそこそこするので、めったやたらに食べるのは厳しいのは共通事項だ。穴子は値が張る。それでもまあうなぎよりは安いんだけれどね。

しかし今回はからずともずいぶん穴子を食べたわけだけれど、認識が変わったね。これまで割と穴子のことをウナギに対してジェネリック的な感じで見てしまっているようなところがあったが考えを改めたいところだ。タレで食べるとか、山椒が合うとかそういう所は似通っているけれど、いざちゃんと食べ比べてみると全然違って別の良さがあるもんだね。

 

そんなこんなであとは帰るだけとなる。京都に寄ってこれを買って、

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それで今回の旅は終了だ。これ美味いんだよな。京都駅の中でも近鉄の改札(と新幹線の改札の間のところ)前の売店じゃないと売ってないんだよね。あと入荷時間が確か午後だけで、数も多くない。
だし巻き卵とか、牛肉の山椒風味の感じとかが好きな人にはお勧めしたいところなんだけれど、結構レアな弁当だから難しいところ。運良くゲットできたのでそのまま家に持って帰って食べた。


今回は食い倒れるほどは食べていないけれど、いろいろ種類は食べたなと思う。金額のほうが結構行ったかな、穴子ラッシュで。
でもまあ、たまにはいいもんだ。

 

次はいつ、どこに行こうかな。
まず食べるものから考えるかな。

 

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晴れていたら綺麗だったんだろうな~の姫路城