言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

もう時短が分からない

先日ようやく飲食店の時短要請が解除されたとのことである。1都3県は25日から時短要請が解除。21日に決まって25日に解除、というのもまた近々すぎるような気はするが、ひとまず時間的には制限なく営業できるようになった……ということだろう。
駅前のラーメン屋が21時過ぎに列を作っているのを見て、そういや解除されたんだな、と実感した。
夜どうしても遅く帰ってくるということはある。家で何かカップ麺でも作って食べてもいいのだけれど、選択肢が限られるのと面倒なのとでやはり外食してしまうのが楽である。

とはいえ実際のところいろいろな店の営業時間がどうなっているのか、というのはいまいちよくわかっていない所がある。というか、これまでの時短営業中に何度も「営業時間内だと思ったら終わっていた」みたいなことに当たることが多くて、こちらが疑心暗鬼になっているところがあるのだ。
昼間はさほど気にしない営業時間というものも、夜になるとかなりバラバラである。まして、先日までの「時短」の期間にはずいぶん当てが外れたものだった。
ひどい場合はHPで営業時間を確認してから行ったのに、店の前に着いたら電気が消えていたりしているようなこともあった。なぜだ、と思ってもう一度HPを確認したら、通常の営業時間記載の下に、「時短の場合は要請に従った時間で対応する」みたいなことが書いてあるのを見つけて脱力したりした。都度都度変わる時短要請の時刻に記載を合わせていられない、ということだろう。通常の営業時間だけでなく、自治体ごとに酒類の提供時間だとかの表記も別途必要だったりして、店の方も苦慮していたことはなんとなく伝わってくる。
ただまあもうこっちも今何時までの時短要請が発出されているのか、というのは正確に把握していないわけで、調べに行くのも結構面倒くさいんだよな。「自治体名 時短要請 いつまで」みたいなワードで何度検索したことか。
そのうえ時短要請完全準拠の店もあれば、そうでない基準で時短をしている店もあるしもう、訳が分からないものである。

あとは通常営業終了後のテイクアウトのみ実施の時間帯を設けている店も結構あったけれど、これがもう本当に店によってバラバラで何度も当てにして向かっては空振り、ということがあった。
特に駅前に両方並んでいる。松屋と松のや。松屋と松のやは同じ系列なのに、営業時間が違うのだ。時短中は松屋は21時で閉店していて松のやは25時とかまでテイクアウト受付実施……みたいなややこしいことになっていた。通常ならば松屋は24時間営業なのに、とか、電気ついてるからどっちもやってると思ったのに、とか、松のやは嫌いじゃないけれど揚げ物しかないので夜中に食べるには重い、とかまあいろいろ恨みつらみを吐き出したものである。あげく、松屋と松のやの営業時間が逆だったらよかったのにという勝手なことを何度思ったものだ。
隣駅とかだとまたテイクアウト受付の時間が異なるなんてこともあり、いよいよ店まで行ってみないと実際のところはわからにというようなことになっていた。

時短営業が終わるということは、それらのわずらわしさから解放される……ということだと思っているけれど、どうなんだろう。果たして本当に通常通りになるのだろうか。「店に拠る」というところは重々承知の上だが、この中途半端な状況が一番面倒なんだよな。
例えば、22時に最寄り駅に帰り着くのがわかった時、駅前の飲食店の営業時間を電車の中とかで調べて目星を付ける。Googleとかでざっと見ればわかるのだけれど、時短営業の可能性もあるからそれぞれ公式HPを見に行く。そこまでしても実際店の前についたらやっていなかった……なんてことになったらもう疑心暗鬼の念は深まるだろう。営業が終わっているなら終わっているで最初から分かっていれば何の迷いもなくコンビニとか行くのに。

まあとにかく営業時間は正しく教えてほしいという、それに尽きるかな。