言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

ワクチン2回目日記

 

ワクチン接種の2回目を受けてきた。先週の木曜日である。
場所は1回目と同じく、自衛隊の大規模接種センターだ。

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fwbc0416.hatenablog.com

 

2回目接種の予約は1回目の接種直後にその場で取る形式になっていて、私の場合はモデルナのワクチンであったから間隔を1か月開ける必要があるとのことだった。私が1回目を受けたのは9月23日。秋分の日である。翌月の日付だけを見て10月23日は土曜日だしちょうどいいじゃないか、と思っていたのだが、よくよく聞いてみると「翌月」というのは「同じ週の同じ曜日」を指しているとのことだった。つまり、9月23日は木曜日だったので、10月の同じ週の同じ曜日というのは10月21日ということになる。
先月の23日は祝日だったが、今月(21日)はただの平日である。どうしてもということであれば日付を動かせますよ、とは言われたのだが、その処理はweb上からしかできないらしい。時間はその場で動かせるというので16時に後ろ倒ししてもらうことにして、日付はそのまま平日ということにした。
まあこれにかこつけて休みを取ってしまえばいいか、ということである。16時であれば午後半休で事足りる。
ワクチン接種休暇でもあればよかったのだが、あいにく私の所属している会社にはそのような気の利いた休みはないので有給使用であるが、まあ余っているからあまり深く考えないことにした。去年分の繰り越しは今年使わないと消えるので、使わないよりはずっといい。……ということにしておく。
まあ有給が余っている大きな要因は、お盆休みを3回に分けて振り替えた影響なんだけれども。

そんなわけで2回目の接種は木曜日に行ってきた。

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はとバス乗り場ではとバスにのりこんで……のパターンだと思ったら、私の乗ったバスだけ普通の都バスの車両だった。私を入れて2人しか乗っていなかったのでもうなんでもよかったけれど。密じゃなきゃなんでもいい。はとバスよりこっちの方が感覚的には空気の通りが良くていい感じもする。

 

前回は祝日だったのでそれなりに人の出入りがあったが、今回は平日なのでだいぶ人は少なかった。前回の時点で2回目の方の列に並んでいる人の方が圧倒的に多かったから、もう接種対象者の数がだいぶ減ってきているのだろう。
おかげで待ち時間らしい待ち時間もなくスイスイ進んでいく。

入り口でなぜか年齢を聞かれたので素直に答えると、通常とは違う列に誘導された。なんだろうと思ったら、モデルナワクチンの心筋炎・心膜炎リスクの説明が追加されていたのである。厚生労働省からのお達しで必ずリスク説明をしなくてはいけなくなったらしい。資料の日付が10月15日になっていたからかなり最近に作られたもののようだ。
説明の中で、今からなら特例でモデルナではなくファイザーに変更もできます、と言われたけれど、その場合はもう一度予約を取り直す必要があると言われたので特に変更はしなかった。自分の自治体の接種を待たずに自衛隊の方に来ている時点でワクチンの種類については承知の上だったので、特に今更変える気もなかった。
入り口でそういったやり取りがあったうえで入場をしたのだけれど、結局看護師の問診表確認と医者の問診の時、実際に打たれる直前も含めて計4回説明と意思確認があった。本当にいいんですね、と聞かれるのは内容がどうであれ怖さがあるものだ。悪いことをしているわけではないのに、変な罪悪感みたいなものがある。大博打を打つ前の気持ちってこんな感じなんだろうか。
説明が追加されて以外は1回目と同じであったが、接種後の待機時間が今回は15分だった。アレルギーの欄は前回空欄にしていたのだけれど、問診時に「どんな細かい事でも書け」と言われたので素直に「パイナップルのアレルギーがある」と言ったら待機30分となった。今回は最初から記載の上で行ったら、15分待機だった。まあ前回特に何もなかったからだとは思うけれど、変わるもんなんだな。こういうのって。

接種自体はあっという間に終わり、待機も15分なのであっさりと解放された。東京駅までまたバスで送迎してもらって、余裕のあるうちに買い物をして家に帰った。

その日の夜は「鼻風邪の薬を飲んだ後」みたいな症状(鼻水を無理やり薬の力でせき止めているときの、あの鼻の奥の詰まった不快な感じ)と、軽い頭痛、気だるさがあったくらいだったが、翌日は熱が出た。午前は37度5分くらいだったのでフラフラしながら仕事をした(在宅勤務)。
熱っぽい感じと、全身の気だるさ。それからとにかく寒気。手足がわけわからないくらい冷えた。真冬でもそこまで極端にはならないだろう、というくらい。接種側の腕もずっと痛いまま。
それでも症状にかなり波があって、割と大丈夫だな、というタイミングと、横になっていないとダメというタイミングがあった。騙し騙し作業を進めていたが、それ以上にとにかく寒気がひどかったのでこれはまずいと思い、午後は仕事を休みにした。
昼ご飯をなんとか食べてそのまま昼寝したら、38度2分まで熱が上がったりした。あまりに寒気がするので掛布団にくるまっていたというところはあるけれど、それにしてもずいぶん体が熱いな、という感じだった。身体は熱があるのに寒気がするというわけのわからない状況のせいで、私もなにかバグってしまい、あったかいお茶と冷たいアイスを交互に食べるというようなわけのわからない所業に出たりもした。無駄にトイレに行く回数が増えただけだった。
その後は寝たり起きたりで過ごしていたら、21時頃に急にすっと熱が引いていくような感覚があって楽になった。そのまま元気なうちにと改めて寝支度をして就寝したところ、翌朝はすっきり、熱が下がっていた。寝汗をずいぶんかいていたので、これはもう大丈夫だな、と思った。私は結構、熱が下がると汗をかくタイプなのだ(正確には順序が逆かもしれないが)。

それからはもう、何事もなく過ごしている。
結果的に副反応はちょっと重めの風邪、という感じだった。軽めのインフルエンザ、というのでもいいかもしれない。熱の割には辛かったが、結果的にそれ以上はなくてよかった。

会社内にワクチン休暇がないのはまあちょっとアレなのかもしれないけれど、理由が理由なだけに休みを取りやすかったのは良かったと思う。別に休暇理由なんて伝える必要はないし普段「私用のため」としか書かないのだけれど、今回は大っぴらに接種に行くことを伝えておいたので副反応休みも含めてなんとなく取得しやすかった。ついでに心配までしてもらえてお得である。

まあでもあれかな、普段用事がある時しか休暇を取得していないけれど、今度用事がなにもない時に適当に休みを取ってもいいかな、とは今回ちょっと思ったりもした。

熱がないバージョンであのダラダラ1日過ごすやつを、平日にやりたい。