言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

昨日の地震

昨日、地震に遭った。結構大きな地震だった。

夜になって寝るまでに少し時間が空いたので、ゲームを30分くらいやってから寝ようと思って、とりあえずターンを進める前にいろいろ情報を確認しているところだった。小袋のお菓子をつまんでいて、どうしようかもう少し食べようか、でももう寝る前だし歯磨きしようか、なんて考えていた時に、ふっと窓が揺れる音がした。
風かと思ったら、すぐに揺れ始めて地震だと気が付いた。
最近結構この逆パターンが多くて、特に台風の時は家が揺れるんじゃないかというくらいの強風が吹きつけてきていたりして、そうすると窓がこう「ミシっ」と音を立てて揺れるのだ。地震の時の予兆と強風はちょっと似ている。

揺れ始めて、これはわりと大きいなと思って、Twitterで「でかい」とつぶやいたりしていたが、数秒後、一瞬収まってきたと見せかけてさらに大きな揺れがやってきた。最初の揺れでは震度3くらいかな、と思っていたけれど、後からやってきた揺れはそれをだいぶ上回っていた。
揺れが強くなって初めて携帯電話の緊急通報がやってくる。iPhoneはアイコンが出ただけであの緊急地震速報の音はならなかった。窓を開けていたけれど、外や近隣からも聞こえてきたような記憶はない。会社用に使っているAndroidは、謎のバイブを鳴らしてきたが、やっぱり緊急地震速報ではない。
ずっと震度4判定だったのだろうか。

実際の震度は、5弱だった。これまで経験した地震の中でもだいぶ大きな方だった。
途中、キッチンの方で皿が落ちる音と、何か別のものが落ちる音が2,3あった。シンクの上のスペースで食器を乾かしているので、音がしたとき、しまった、と思った。あそこは結構無造作に積んでいたりするから、落ちて割れたかもしれないと。
私はキッチンの方に行くのが怖かったが、意を決して揺れが小さくなってきたあたりで様子を見に行った。
皿より先に、床でバラバラになった消臭剤を自動噴射する機械が目に入った。もうずっと使っていないもので、棚の上に放置していたものだ。それが落っこちてバラバラになっていた。
ものが壊れたのはそれだけだった。幸い、皿は落ちてはいたがシンクの上で、特に割れたり欠けたりというのはなかった。
その代わり、冷蔵庫が前に10cmくらい動いていて、上に載っている電子レンジの位置もずれていた。もう少し地震の揺れが強かったらたぶん、電子レンジが落ちるとかそういう話になっていた気がする。危ないところだった。

冷蔵庫の中を確認したら、夕飯の残りの味噌汁がこぼれて、面倒くさいことになっていた。今日普通に冷蔵庫に入れるときにも1度ちょっとこぼして拭いたのに、今度はガッツリこぼれていて本当に萎えた。
1段目とその下のスペースを全部出して掃除である。正直この作業が一番面倒だった。

あとは、開けていなかった側の窓が勝手に開いていたのはちょっと怖かったし、しばらく気が付かなかった。洗面所のコップとか歯ブラシ立てが倒れていたり、机の引き出しがちょっと開いていたり、あとは全体的にものがずれたり傾いたりしたが、特に破損等はなくよかったと思う。

しかしまあ焦ったものだ。震度5弱は結構大きい。緊急地震速報は鳴らなかったし、最初はこんなもんかと油断していたらさらに大きな本震が来たので、本当に座ったまま何もできなかった。
最初にしたのはゲームを中断してスリープモードに移したことくらいである。特に周りに何か物が積んであるわけではないのでそういう意味では安全な場所に居たけれど、とっさの判断というのは難しいものである。
家でゲームをしているようなタイミングだったのは不幸中の幸いで、これが例えば料理中であるとか、風呂の中であるとか、そういう時だとさらに判断を求められるだろうな、と思う。前にトイレの中で緊急地震速報を受信したときは、そのまま出たほうがいいのか迷ってとりあえず扉だけ開けたりした。あの時はあまり揺れなかったが、昨日みたいに震度5とかだったらもっと慌ていただろう。
地震は怖い。前触れなく急にやってくる。いつかのために備えておこう、という気持ちはあるのだけれど、防災用の食料とか結構値が張ることもあって、準備はあまり芳しい状態ではない。

唯一、ペットボトルで飲料をたくさん買ってあるので、飲料水だけは何とかなりそうなところではある。でもまあそれくらいだ。それも水ではないので他の用途には使いにくい。

このタイミングで少し蓄えや備えを強化しようというところでちょうど週末だから、ちょっと買い出しに行ってこようと思う。