言葉のリハビリ場

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金木犀の鉢植えの存在を知る

すっかり金木犀の季節になった。むしろ、もうそろそろ終わりの方だろうか。気温が高いからちょっと変な感じだけれど、日付を見ればまあだいたいこの変だよな、と納得できる頃合いだ。

私は金木犀の香りが好きだ。

金木犀の香りは独特だ。他にはない独特の甘い香りがある。多少距離が離れていても、結構わかりやすい香りだと思う。
マスクをして歩いているとなかなか感じ取りにくいところではあるのだけれど、それでもふとした瞬間に香りが漂ってきて、あたりを見渡すと金木犀が植わっている、ということがある。
香りがして初めて「こんなところに金木犀が植わっているんだな」と気が付いたりするということも多くある。花が咲いていない時の金木犀は、比較的地味な存在だ。常緑なので変化が少なく気づきにくいが、花が咲くと一気に香りがするのでわかりやすくなる。
金木犀の季節は気温がだいたい20℃前半で推移することもあって、過ごしやすい季節だという印象が強い。年中これくらいの気候であればいいのになんてことを毎年思うものだ。春の同じくらいの気温の時は、スギ花粉が舞っているのもあって、あまり外に出ようという気にならないものなのだけれど、この季節はそういった心配がないので気軽に出かけられる。
まあマスクをしているという点では今のご時世的には同じなんだけれど、花粉の有無というのはかなり大きなものである。洋服や身体に付着するとか窓を開けられないとかそういうのがないだけで雲泥の差である。
台風が来たり長雨になることも多い季節ではあるけれど、今年は長雨の時期が夏の方にずれていたおかげか、台風が来たこと以外は割と平穏でいい感じだ。おかげでここ2週間くらいは出かけるたびに金木犀の香りが漂ってきて何とも良い感じである。

この間何気なく調べていたら、金木犀を鉢植えで育てられるらしい、という情報を見つけた。ある程度日当たりのいいベランダ等であれば問題なく育てられるらしい。
自分の家で庭もなく金木犀なんて無理だろうな、と思っていたので、これはちょっと興味のある情報だった。

ただまあ、調べ進めていくと、ややハードルが高そうだという点も見えてきた。
地植えだと3mくらいのサイズになってしまうというが、鉢ならば1,2mくらいにしかならない! というのが触れ込みであるが、まあそもそも2mだって十分大きい。
身長サイズでもだいぶ大きいと思うけれど、それを越すとなるとなかなかどうだろう、厳しいものがある。台風の日とかに家の中に入れられるサイズじゃないと厳しいんじゃないだろうか。
鉢植えで育てるのであれば、鉢を植え替えることでサイズをどんどん大きくしていく面はあるので、これをしなければいいのかもしれないが……どうだろう、あまりにサイズがアンバランスだと枯れてしまいそうな気もする。

まあ基本的に「木」だもんな、金木犀って。
1年2年でサイクルするようなものではなくて、それこそ庭とかに植えて面倒を見ていくのが本来なわけで。
開花時期が今だと考えるとこれから買っても次に花が咲くのは早くとも来年なわけで、挑戦してみるかどうかは、もう少し考えてからでも全然いいと思う。
そもそも買うなら植え替えの季節である3,4月あたりがいいようなことを書いてあったので、その時期になってまた考えてみようかな。