言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

初めて行くような回転寿司チェーンは面白い

寿司を食べた。初めて入る回転寿司だったけれど、地元のチェーンのようで結構いろいろ珍しいものが揃っていた。

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「地魚3点盛」が290円でカンパチ(ヒラマサだったかもしれない)カワハギ、チダイのラインナップだったのだけれど、それぞれ通常のメニューでも2貫で290円のものだったので結構お得だった。カワハギは特に気に入ってもう1回単品で頼んだりした。
「本日の地魚」という150円のメニューもあり、頼んだらそれがチダイだった。壁にはチダイは290円と書かれていたので、チダイと言うか本日の地魚と言うかで価格が変わったり……なんてことはまあないだろうけれど、微妙に裏メニュー感があって面白い。もちろん普通に聞いたら本日の地魚が何か教えてくれたしね。
あとは、塩で食べる寿司シリーズがかなり充実していた。塩で食べるエンガワとか、イカ、タコあたり。あとはマグロが多かったと思う。塩で食べる寿司は個人的に結構好きで、レモン等と組み合わせるとよりさっぱりして美味しいのだ。メニューにない店で塩を貰ってわざわざ食べるようなことはしないけれど、メニューにあるのならば頼んでしまう。エンガワを頼んだけれど、脂と塩とレオンとでとても美味しかった(塩が多かったのでちょっと落としはしたが)。

魚類はもちろん美味しかったけれど、サイドメニューで意外なおいしさに出会ったりもした。
またお前は回転寿司で変なものを頼んだのか、と言われそうだが、今回は別に変なものを頼んだわけではなく、出てきたものが予想外だった。

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食事の最後にとだし巻き卵を頼んだら、一緒にマヨネーズとケチャップが出てきたのだ。そうきたか、と。そしてしかもそれが美味かったのでもう笑ってしまった。

いやまあわかるんだよ、卵焼き的な意味なら普通に分かる組み合わせだから。オムレツの方向に寄っているということだ。すごくよくわかる。というか小さいとき家で食べていた卵焼きもたまにこうやってケチャップとかつけて食べていたな、なんてそんなことを思い出すような、そういう味だ。初めて食べるけれど懐かしさすらある。

でもまあそれを回転寿司でお目にかかるとは思ってもいなかった。
もうなんか当たり前のように大根おろしに醤油をかける準備をしていたけれど、アルミホイルの中身が大根おろしではなくマヨネーズとケチャップだったので面食らってしまった。
もしかしてオムレツなのかな、と思って食べてみたけれど、卵焼き部分は割と普通にだし巻き卵の味だった。寿司屋で出てくる、普通のもの。もしかしたら何かすり身とかが入っているかもな、というそれくらいのものだ。普通に和風のもの。
マヨネーズとケチャップを付けて食べると、急に寿司屋じゃなくて家の卵焼きという感じの味になるので、なんでここでこれが? という気分になるけれど、美味しかったので全然ありだと思う。
実のところこれはお子様メニュー的な枠組みだったのかもしれないけれど、写真もなかったし名前も「出汁巻き卵」だったわけで、まあ知らないとわからによね、これは。

やっぱこう、地場系の寿司屋に入るのって楽しいな。新しい発見がある。狭めの地元地域チェーン店みたいなところは結構値段も手ごろだし、クオリティが高いところが多いし、普通のメニューと思いきや変化球、みたいなものもあるわけで。

もちろん100円寿司も好きだけどね。あれもちゃんと寿司だし。

裾野の広さがいいところだと思うんだよね、寿司の。……まあたまに、ちょっとこれは美味しくないな、というのもあるにはあるけれど、寿司のいいところはそういう時は食べるのをそこでやめたって問題ないところだよね、基本。好きな量食べればいいじゃん、っていう。