言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

夏、終わらないで


夏は終わったんだろうか。
なんだか知らないが、このところだいぶ涼しい日が続いている。いやもう、涼しいを通り越して寒いまである。おおよそ夏らしからぬ謎の冷涼気候期間は、いつからか当たり前の顔をしてやってきて、ここに居座り続けている。
雨が降っても夏だから気温が下がった以上に湿気がひどくなって、結果的に暑く感じる……そんな日があったような気がしている。
まあ夏なんだし、涼しくもさほどならずそんなもんだよね、と窓を閉めてクーラーを入れて寝て、朝起きたら窓が結露していた。外気温22℃。部屋の中のほうがよっぽど暖かい。「暖かい」なんて言葉、夏の気温関連で使うことがあるなんてそうそう思いもしなかった。暑い暑い暑い暑いの一辺倒で、それ以外はエアコンが寒いとかそういうくらいなんじゃないの、普通は。「暖かい」と言うことはつまり、ベースとしての気温が夏のそれではないということだ。
久しぶりにしまっていた長袖のシャツを取り出してきた。7月の頭に涼しい日があって着て以来だし、なんならその前回着たときでも長袖はさすがに失敗だったかな、と言うような日だった。気温はそうでもないけれど蒸し暑いね、みたいなそんな日だったと思う。
ところがこの数日はどうだ。長袖に特に違和感がない。というか、一度これまでのノリで半袖で出かけてしまい、くしゃみをするようになってこれはもう長袖じゃないとダメなんじゃないか、となったほどである。秋とか春とかの長袖でちょうどいいどころか、さらに中に1枚着ていたタイミングすらあった。
例年これくらいの時期に北海道に行くことが多いのだけれど、今は北海道に行かずとも同じような気候である。

半袖Tシャツ1枚などで居ると寒いくらいだけれど、風呂上りなんかは忘れていつものノリで着てしまうんだよな。それでだんだん冷えてきて、ああそうだった寒いんだった……となるやつ。旅行だったらまあいいんだけどさ、こういうのでも。家はまあなんというか、ただただ風邪をひくだけなので……。

夏が終わってしまうのかと思って天気予報を見てみたら、どうもそうではないらしい。明日からまた暑くなるとか。23℃とかそういう気温が並んでいたのが嘘のように、すっかり夏っぽい天気予報になっている。いつから変わったんだろう。

まあでもなんだろう、夏の中休み的な、そういうやつだったのかな? 近年本当にゴリゴリに暑い暑いの一辺倒な毎日で、雨が降っても暑くて湿気ていてもうたまらん、みたいな毎日ばっかりなのに、今年はなんだか様子が変なんだな。
まあでも、こちらの身体のほうが順応してしまえばだいぶ過ごしやすい気候だとは言えるだろう。これで雨が降らないのであれば尚のこと良い。散歩でもなんでもどんとこいだ。日焼けはまあしないわけではないので対策が必要だけれど、カンカン照りの中大汗をかきながら歩くよりはずっとずっと快適である。

まあでもそうか、明日からはまた夏模様なんだな。しかたないね。まだまだ8月も半ばだというのに、秋に差し掛かってしまったかのような天気はちょっとまださすがに気が早すぎる。季節の先取りはまだちょっといいよ。
猛暑→豪雨→猛暑、みたな極端なサイクルじゃなくて、緩やかに移り変わっていって欲しいんだけれどね、本当は。