言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

七夕と梅雨と夏


今年の七夕も雨だった。最後に晴れたのはいつだろうか、と思って調べてみたら、関東に関して言えば2017年までさかのぼるらしい。
ここ10年で3回晴れの日があるようだけれど、晴れた日はもれなく30℃を越える真夏日だったようだ。これは東京のデータだが2016年はなんと最高気温36℃越えの猛暑日にもかかわらず、最低気温は21℃台というどうにかなってしまいそうな寒暖差を記録している。雨でも降ったんだっけ? 覚えてないけれど。

この時期はまだまだ例年梅雨の真っ盛りであるから、晴れる方が珍しいというのはよくわかる話だ。梅雨入りからも梅雨明けからも遠いような時期なので、まあそりゃあ天気がいいわけもないよね、という納得のデータだ。
七夕伝説には悪いけれど、梅雨なんで曇っていたり雨が降っていたり、仕方がないと思う。雲よりも上、宇宙に出てしまえば星は見えるわけだし、まあ大丈夫だったりするんじゃないの、たいがい。

そういうわけでまだまだ梅雨だ。雨。雨。最近の天気予報はまだまだ梅雨模様で、週間天気予報など毎日とりあえず曇りのち雨、みたいな天気予報で毎日並んでいる。来週あたりそろそろ太陽マークが出てきたけれど、どうだろう。最近の予報は本当に五分五分で、今は大丈夫だけれど後から急に雨が降るだとかそういうことはざらだ。
30分後とかの天気予報はほぼ確実に当たるだろうけれど、朝令暮改、数時間後天気は本当によくわからない。気象予報士は頭を抱えているに違いない。
大抵ゲリラ豪雨とか言うやつのせいだ。

とはいえ、7月というと夏だな、という感覚もある。日中は半袖で良いような気温になってきたし、だんだん夜寝る時も暑くなってきた。気温が上がってきたうえに湿気がすごいので、余計に蒸し暑く感じる。雨の強い日は窓を開けると雨が入り込んでくるので必然的に閉め切りがちになるけれど、それがまた暑さを助長している。
これがだんだん、気温がもっと上がっていって、晴れた日は真夏日になって、猛暑日になって、それで雨が減れば梅雨明けだ。2週間もすれば梅雨明けになるだろうか。あのうだるような暑さの夏がやってくるわけである。

まああれだ、夏って嫌いじゃないんだよな。酷暑の中歩き回るとかそういうことは嫌だけれど、クーラーの効いた部屋で涼むとかそういうの、そういうのは本当にいいと思う。酷暑の中歩き回るにしても、そのあと温泉に行くとかシャワーを浴びるとかしたその瞬間、あれはいいよね、と思う。
まあ要するに夏は好きなのだ。最近気温とかゲリラ豪雨とか極端すぎるだけで。
夏の幻影みたいなのがどこか自分の中にあって、たぶん昔行った沖縄とかがあまりに理想的過ぎたんだろうな。3月とかに1度行ったことがあるけれど、それ以外は基本7月末くらいの時期に沖縄に行っていたので、梅雨はもうとっくに明けていて(沖縄の梅雨明けは早い)、まだ台風の季節でもなく、暑いけれど湿度もそれなりで……という感じの沖縄。午後になると急に雨降ったりするんだけど、まあそれはそれで止んだ後に虹が出たりしてね。
ああいう夏っていいよな、と未だに思うわけだ。かなり思い出補正が入っているので、実際はもうちょっと違うだろうけれど。

そういや一昨日だっただろうか、午前中少し晴れた時間帯に、セミの鳴く声がした。涼しい山の方に行ってひぐらしとカエルの大合唱みたいなものは既に聞いてはいたけれど、アブラゼミのような夏の暑い時間のセミの鳴き声は今季初だと思う。
夏だな、と思ったけれど、その鳴き声もそのあと降った雨のせいもあってか長続きしなかった。昨日今日とは聞いていないので、まだちょっと早すぎたのかもしれない。

早く来てくれ、とまでは思わないけれど、普通に来てくれよな、夏。
いつぞやの梅雨が明けなかった年のことを覚えているけれど、毎日毎日どんより曇っているのは嫌だからな。梅雨ってのは明けてこそだ。夏って感じがしないからな。

まあでもあれだ、夏になったら夏になったで暑くて嫌になる未来は見えているわけだけれど、それはまあその時。