言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

古い漫画のネタバレとか


クッキングパパという料理漫画がある。ファンタジー要素のない、割と純粋な料理の漫画で、家庭料理みたいなものが多い、緩やかな漢字の漫画だ。私はそれを一時古本屋で買い集めていて、結局62巻くらいまで買った。最新が157巻であるというからなかなか長い道のりだが、ここ2,3年はスペースの都合や電子書籍を買うようになったことも相まって買い進めてはいない。
その再現レシピのブログを読んでいたら、唐突にネタバレが吹っ飛んできてびっくりした。
ネタバレと言っても別に何だろう、バトルものとかではないので大どんでん返しがとかいうことはない。作中で結構時間が進んでいくタイプの物語なので、「将来実はこことここが結婚する」だとか「だれが転勤になったり退職したりする」とかまあそういう環境変化形の展開があるわけだ。それをしれっと「これは何々さんが結婚する直前に作った料理で~」としれっと書いてあると、えっそうなんですか、そんな展開が……とびっくりしてしまうわけである。

別にネタバレ厳禁だとかそういう感じで読んでいないのだけれど、不意を突かれると驚くものだ。
料理のレシピ自体はそこまでネタバレにならないというか、ああこういうの作るんだな、とか思うくらいだけれど、料理名が「誰それの結婚祝いの~」とか書いてあるとそれはもう普通にネタバレなんだよな。難しいところだ。

まあさっさと最新刊まで読むかすればいいんだろうけれど、そこまでして一気に集めるのもちょっとためらってしまう(金銭的にとか物欲的に)。
なので極力調べたりしないようにして、万が一踏んでしまっても仕方がないかな、くらいのノリでいればいいかなと思っている。
幸い今めちゃくちゃ流行っているだとか、映像化が進んでいるだとかそういう次元にはない作品なので、自分から積極的に調べたりしなければ全然問題ない。
不幸な事故にだけ気を付ければまあ何とかなるのかな。

しかしまあ逆に何だろう、ネタバレを見たいときもあるにはあるんだよな、作品によっては。ネットの広告で嫌というほど見せられるような作品に関して言えば、買って損をしたくないというかがっかりしたくない気持ちの方が働いてしまって、とりあえず結末だけ知っておきたいな、という気持ちになることがある。
でもあの手の広告って、特にその媒体でしか販売がないようなものは大抵少し経つとオチまで広告として流れてくるんだよな。足場のやつとかパンのやつとか、サバサバのやつとか。実際読んでみるともっとコマがたくさんあって描き方も違うんだろうけれど、切り取ったうえでオチまで(時間がたてばどこかで)流れてくるなんて、まあある意味理にかなっているというか、頑張って買わなくてもまあそんなにもやもやしないというか……。
でもあれはだめだね、漫画のネタバレサイト的な奴。ああいうサイトは実に読む気をなくすというか、なんというか。ステマサイトと同じなんだよな、構造が。本編探しててネタバレサイトが先にヒットする……ということは少なくなってきたけれど、まあなんだろう、本当に調べ物をしたければSNSで検索するってのはそういうところにあるよな、と思ったり。