言葉のリハビリ場

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花粉の薬

もうそういう季節になってしまったので、花粉症の薬を飲みだした。花粉飛散量が増える前から飲んでおけば、ピーク時に症状を抑えることができるからである。耳鼻科でも早めの来院と処方が推奨されており、最初の2週間分は診察が必要であるものの、それ以降継続の場合は診察を行ったものとして薬の処方だけを行ってくれる、簡易診察のような仕組みがあったりもする(場所に拠るとは思うが)。その時は4週間分処方してもらえるので、最初の来院回数が減って楽になるという仕組みでもある。
花粉症の薬、というよりアレルギー症状への薬には、眠くなりやすい成分が入っている。ものによっては睡眠導入剤にも応用されている物があるほどで、実際鼻水用のアレルギーの薬と睡眠導入剤へ配合の有効成分が同様のものであったりする例もある、そんな代物である。
最近は体質に合わせてできるだけ眠くならないものを選ぼう、という動きが強くあるようなので、医者からも薬剤師からも「眠くならないか」「翌朝だるくないか」ということはよく聞かれるようになったし、それで数年前薬を変えてみたりしたものだった。なので、朝起きられないほどのだるさが襲ったりとか、眠すぎてどうにもならないとか、そういうことは少なくなったのである。
とはいえ、ゼロになったわけではない。特に、飲み始めの時期はどうしても強めにそのあたりの症状が出やすく、1週間くらいたったころくらいからあまり気にならなくなってくるというような、そんな塩梅である。この時期はあまり車とかは運転しない方が良いし、そういった注意書きがされていることもある。余談だが、数年前毎日車を運転していた時、問診票にその旨を書いたら「眠気が出るので運転控えられませんか」と言われたことがあった。結局薬の方を弱くしてもらったけれど、花粉症の症状の方が酷くなって最悪だった。結局そのシーズンは4月から車にあまり乗らなくなったこともあって、結果的にはそれ以降気にしていないけれど、そのまま続いていたらどうしたんだろうな、とは思う。世の中の車通勤勢の花粉症持ちはどう対応しているんだろうか気になるところだけれど、私がかなり眠気とか出やすい体質なのはあると思うので、なかなか似たような話を聞けないでもいる。

それでまあ先日から薬を飲み始めたわけなのだけれど、やはり朝方は少しだるさを感じやすくなっている。昔よりだいぶマシではあるけれど、あの独特の沈み込むような倦怠感は二度寝を誘発しやすくて少し大変だ。とはいえまあ起きられないほどではないし、時期に身体の方が慣れてくると思うのでこの1週間くらいは我慢して付き合っていくほかない。昼飯食べた後に昼寝しようとすると思いのほか深く眠ってしまうとか、まあそれくらいだけどね、危ないのは。
そういや眠気というかだるさはまあマシだな、と思えるくらいなんだけれど、このところ変な夢ばかり見るのだけれど薬と関係あるんだろうか? 旅館に行って夕飯を食べ損ねる夢とか、数学かなんかの授業で聞いてもいない問題を解かされるとかそういう、微妙にストレスな夢。まあたまたまかもしれんな、それは。言うほど悪夢でもないのが微妙なところ。インフルエンザの時に見る悪夢はもっとこう概念的に怖いやつが来るからね。

そういった症状は出るけれども、このところ少し気になり始めていた鼻の具合とかは抑えられている気がするのでとりあえずは良かった。今年は非常に花粉飛散量が多いというし、あまり家から出ないにしてもちゃんと対策しておくに越したことはないよな、と思うわけである。
花粉のアレルギー反応は出てしまったらもうコップの水があふれだすように一定期間大変なことになるわけで、多少水漏れしつつもあまり気にならない、というのが一番良い状態ではある。溢れてからはどうしようもないのだ。
勝ち負けではないけれど、気にならなかったら勝ち気になったら負けみたいなところはあるので、今年は平穏無事にこのシーズンを乗り切りたいなと思っている。
まああれだね、目がかゆくなってきたら要注意だよ。