言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

皮膚科へ行った

この間、ふと鏡を見ると首筋のちょうど服に隠れる一帯が、赤くなっていることに気が付いた。元々のきっかけはタートルネック状の服だと思う。去年も同じものを着ていたはずなのだけれど、今年はどうもなんだか首に触るというか擦れるような感覚があるなとか思ってはいたのだけれど、最近ちょっとこのあたり乾燥しているな、少しかゆいな、なんて思っているうちにそれが悪化してしまったのだと思う。
放っておけばそのうち治るかな、と思っていたのだけれど、なかなかよくなる兆しがない。そうこうしているうちに1週間くらいたってしまったので、じゃあまあなにか対応するか、と思うに至ったのである。
何かドラッグストアで軟膏でも見繕おうかとも思ったのだけれど、軟膏の種類というのはまあ非常に多くのものがあって、どれが今の自分の症状に効くのかというのはなかなかわからないものである。一口に炎症に効くもの、と言ってもステロイド配合からそうでないもの、ステロイドですら今時はアンテドラッグ配合とか言って吸収されるときにステロイド成分が弱くなるみたいなものまであって、まあ要するに見ていろいろ考えるのがもう面倒くさくなってしまった。
なので、いろいろひっくるめて面倒なのを全部解決するために皮膚科に行くことにした。

たまに行っていた皮膚科があったのだけれど、どうも最近非常に人気が高まっているようで、予約もしないで行くと朝一で入っても診察は午前中の最後になるとかそんな状況らしく、大した用ではないのにそんなに長時間粘って粘って軟膏だけもらって帰るなんてあまりに非効率すぎる。そのうえ電話で予約をしようかと思ったら土日はもう数か月先まで埋まっているとか。
それではまあ話にならないので、別の皮膚科に行くことにした。

特に予約せずに行ってみると、土曜日だったのでさすがに混雑はしていたが、1時間待ちくらいで大丈夫との返答を貰う。ついでに外出もOKということで、出る時と戻る時は声をかけてほしいと言われた。戻った時にすでに順番が来ていたら取消ということはなく、戻り次第次の順番に入れることになるという。逆に言えば、その場で待っていればそうして戻ってくるのが間に合わなかった人を飛び越して診療してもらえるとのことである。
なかなか便利な仕組みだ。外出せずに待っていたら1時間かからないくらいで呼ばれたし、割とよかったと思う。初めから「午後にまた来ます」と言っておくのもできるみたいだったので、そうすれば午前中に別の用を済ませられるなど出来るのでなかなか良い。何よりご時世に合っていると思う。

症状自体は見てもらったところ大したことはなく、軟膏を処方してもらっただけで大丈夫そうだった。30秒くらいで終わった。ヒルドイド(保湿剤)入りのステロイド剤を調合して処方してくれたので、結果的にはたぶんドラッグストアで見繕って買うと高そうな組み合わせだったので、皮膚科に行って良かったと思う。
とりあえず塗って様子を見て、さっさと引いてくれるといいんだけどな。

しかしまあなんだかちょっと久々に病院の待合室みたいな場所に行ったわけだけれど、皮膚科であるにもかかわらずみんなマスクだし、誰もしゃべらないし、なかなか去年の同じ時期くらいには想像できなかった光景ではあるよな、と思った。
去年のこの時期は皮膚科ではなく眼科に用事があったりしたのだけれど、全然違った光景だったよな、なんて思うわけで。去年までが普通ではあったんだけれど、全員静かにしていてマスクを付けている環境で、しかも隣の人と密接にならないように座ってる状態って結構快適だよな、なんて思う。内科とか耳鼻科とかだと特にそうだけれど、予防接種とかそういう具合は特に悪くない用事できている人と、インフル疑いとかノロ疑いみたいに具合がはっきり悪い状態の人が一緒くたになっているのって、まあ快適な状態ではないよね、なんて改めて思ったり。