言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

節分は今日らしい

今日は節分だ。

おにぎりコーナーが全部恵方巻に代わっていた。私はそもそも太巻きが好きなので、毎年のようにこの季節が来ると嬉しくて仕方がないのだけれど、今年は全然コンビニにすら行かないので実感が薄い。毎日のように行っていればいやが王にもわかって来るんだけどさ。

それにしても2月の3日が節分だとばかり思っていたが、今年はどうも違うらしい。2021年から2057年まではうるう年の翌年は必ず2月2日が節分ということになるらしい。ちなみに2055年以降は冬季五輪の年も2月2日が節分になるという。
これまでずっと2月3日が節分だと思ってきたのだけれど、それはあくまで1985年から2020年の間でのことであって、それ以前は2月4日が節分であったりしたようである。
このように、節分の日付は2月の2日を起点としてじわじわと遅くなっていき、2月の4日に到達するとそれから今度は逆にじわじわと早まっていく、そんなサイクルで回っているようである。
これまではたまたま気にする必要がないサイクルだっただけのようで、今後しばらくは今年は2日なのか3日なのかと考えなくてはいけない年が続いていくらしい。それがまた常識になっていくということなのだろう。
暦というのは面白いもので、冬至夏至とかもそうだけれど、毎年微妙にずれて行ったりしているものであって、それが例えば日付を超えた瞬間とかに「今年はどうやら違うらしい」と話題になるのだ。日付で覚えているからこそのことだと思う。

とはいえ世の中的にも日付の印象が強いらしく、明日も恵方巻を売っているという張り紙もちらほらと見られた。いいぞ、その調子で年中売ってくれ、頼むから。

 

そういえば、節分の日に神社に行くと、お菓子を撒いてくれる行事があったりする。昔は近所の神社でもやっていて、何度か参加したことがある。
TVでもよくそういう光景が映し出されるけど、まああんなに派手なやつではない。でもちゃんとお菓子とか豆(袋入り)を撒いてくれてなかなか面白い行事だった。お菓子でもなんでももらえるのは嬉しかった。エンターテイメント性が有るから、というのも理由だろう。あまり認知されていないからか人も多くなくて、私自身もそこの神社の息子に教えてもらうまでは知らなかったりしたくらいだった。
まあ節分当日が休日にあたるかどうかは年に拠るので、参加できない人が多いんだろうな、と大人になってからは思ったりもした。
人が密集することになるので今年はどこも実施されないとは思うけれど、まあこれに関しては今年に限らず実施されなかった年というのもあって体験したことはある。
というのも、基本的に屋外行事ということになるので雨が降ると中止されるためだ。その場合は、撒かれる予定だったお菓子や豆は袋詰めされて、先着順で配布されるのである。社務所に向かって一列に並んでお菓子袋を受け取るのはちょっとばかりシュールな光景でもある。一応礼儀としてちゃんとお参りしてお賽銭は入れて帰るのだけれど、お参りしてお賽銭を入れた引き換えみたいな感じでお菓子を貰って帰るのはなんかちょっと不思議な感じもした。普段別にお菓子が欲しくてお参りするわけではないのにね、と。

今でもそんな試みを続けているのかとか、そもそも今年はまったくやらないのかとか全然知らないんだけれど、少し気になるところではある。

大事なのはたぶん、季節感。