言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

気が付いたら冬至だった

今日は冬至らしい。
この間ずいぶん日が短くなったな、なんて言っていたのにもう折り返し地点である。明日から半年、ずっと日は長くなり続けるわけである。今日は晴れていたからさほど感じはしなかったけれど、こんなに暗くなるのって早かったっけ? と思わせるくらいの日の落ち方である。1年で一番夜の長い日が冬至なんだからそりゃそうだよという感じではあるけれど、それにしたってこんなに暗くちゃ仕事なんかする気にならないよな、全く。
冬至といえば柚子とかぼちゃだけれど、まあ何だろうな、そんなわざわざ用意してきて食べるかと言われるとどうだろう、意識するのは柚子くらいだろうか? そのゆずだって大抵は食べるんじゃなくて風呂に浮かんでるんだけれどさ。

今年あまり行っていないところと言えば、スーパー銭湯の類である。ああいうところは、季節のお風呂とかが用意してあって、これくらいの時期に行けば柚子湯になっていたりする。他の季節は大抵フレーバーというか、既にお湯に何か溶かしてある状態だったりするけれど、柚子湯だけは大抵本物であったりして面白い。そのまま浮かんでいたり、あるいはネットの中に入れられていたり。どっちにしても、あのさわやかな柑橘の香りはとてもいいものだ。
放っておくと柚子がぶよぶよになってそれはそれで何とも言えない感じにはなるけども、まあそういうのが見られるのは家の風呂に柚子を放り込んだ時だけだな。回収を忘れて翌日思い出して、でもまあもう一日くらい……とか言ってまた湯に沈めるとそうなる。香りはそのままだからもう気にしない。気にしない。
冬至だなというよりは、もうそんな季節か、という気持ちになるのだけれど、季節感があるってのはいいことだと思う。今年も終わるんだな、という気持ちにもなる。

今日が冬至であるということは、今年も後1週間そこらで終わりだということでもある。2020年はあと10日でお終い、もうすぐ2021年。なんてこった。ずいぶんいろいろ積み残したような、先送りにしたような、そんな感じが残っているけれどもう10日で終わってしまうのだ。今年はなかなか濃くて、そして薄かった。そんな気持ちになれるのもあと10日である。
私の場合は誕生日が12月にあるということもあって、年を取ったらもうあっという間に年末だ。いろいろ考えることもある。思うこともある。でもなんというか、立ち止まる暇もそんなになく、年末になっていく感じ。今もそう。年末年始に休暇って長いようで本当に短いし、GWとかお盆と違ってもっとこう、いつの間にか過ぎていく感じ。
まとまった休みなんだからアレをやろうこれをやろうなんていろいろ考えるけれど、結局消化なんてしきれずにどんどん過ぎ去っていくんだよな。

それでも多少変化はあった。今までできなかったことを復活させたりもした。
最近、と言っても10月くらいのことだけれど、本当に久々に1本の短編小説を書いた。まあ1万字くらいのものだし、そもそも2次創作ではあるんだけれど、久々に書いたな、大変だったな、という感じがすごくあった。昔何度か、年末のこのクリスマスあたりから大みそかにかけて1本短編を書く、とかそんなことをしていたのを思い出す。もっと集中して時間を使って、一生懸命書いていたよな。もっと勢いで書いていたよな。今でも一生懸命書いてはいるんだけどさ、別に。あの時はあの時、今は今。それでもまあ、一度忘れていた趣味として、物語を書くことを思い出せたことを考えれば、そういう意味ではよかったのかな、とは思う。
まあもちろん、ここにこうやって色々書くのも、同じことではあるんだけれどね。趣味だよ。

一年で一番夜の長い日のこと。