言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

久々の出社

今週は久々に会社に行っている。実に半年ぶりのことだ。4月の半ばから在宅勤務になってそれからずっと家で仕事をしてきたのだけれど、チームに新メンバーが加わる都合上、出社していろいろ対応する必要が出てきたためのことである。
ピーク時の通勤は避けるべしとのお達しもあり、朝9時半から11時までは家で働いて、そこから移動して13時から会社で勤務、16時から17時の間で家に帰って、あとはまあ適当に自宅残業というスケジュールだ。移動時間が往復2時間と、それから昼休みも取っているので、勤務している時間は割と短い。じゃあ楽勝だろう、と思っていたのだけれど、この家でも仕事ができる状態であるというのがミソで、ぜんぜん楽じゃなくて頭を抱えている。
新メンバーのフォローアップを担当しているために、環境構築サポート等対応しているため出社中はあまり仕事ができないこともあって、自分の業務が割と滞ってしまっている。朝は朝でオンラインミーティングが大部分を占めるから、まあ仕事にはならなわけだ。じゃあどこで仕事をするのかと言えば、家に帰ってきてからの時間である。非常に面倒くさい。夜になんか予定でも入っていようもんなら、じゃあいつ仕事をするんですか? という感じ。まあ別にそこまで深刻な話ではないし、どうしても今じゃなきゃいけないこと以外は後回しにしているけれど、その「どうしても今じゃなきゃいけない」の結構でかいのをぶつけられて昨日あたりは本当に面倒くさかった。よりによって夜に用事のある日にそんなことをさ。
でもまあ悪い事ばかりでもない。食事を外でとれるということは、思っていた以上に気分転換にはなる。3月くらいまではずっと会社の近くの店に行っていたわけで、久しぶりにそんな店に足を運んでみると何とも懐かしいような不思議な気分になって面白い。ああこれだよこれこれ、と久しぶりの味が嬉しいものだ。
メニューは変わっていなくても、テイクアウトを始めていたり、基本的にドアが開いていてオープンテラスっぽくなっていたりといろいろ変わっているところもあったりして、そうだよな対策していろいろやってるんだろうなとか思ったり。意外と普通に人が入っているけれど、そういやこの店って12時に行くといつも満席で入れなかった店で13時にわざわざ言っていたよな、とか思い出したりもして、やっぱり人は減ったままなんだろうな、とかも思うわけで。良くも悪くもいろいろ変わってはいるんだなと思い知らされる。

あの4月の半ば、緊急事態宣言が宣言された日の閑散とした光景はなかなかの恐怖体験であった今になっても思ったりする。私の場合はその翌日化翌々日くらいにやっと在宅で勤務できる目途がたったわけだけれど、緊急事態宣言中のあの1,2日はかなり異様な光景が広がっていた。
12時になると昼ご飯を食べに行く人が多いので行列ができていたり、そのために13時に昼休憩をとるようにしていたりしたものだったが、列どころか店の中がずいぶんと静かになっていてびっくりした物だった。普段テイクアウトをしていない高そうな寿司屋が、店の前に机を出してちらし寿司を販売している姿も見た。裏道の、暗くて人気のない通りがさらに閑散としている中で呼び込みをしている姿が印象的だった。そうだよな、寿司屋って静かなところにあるよな。気になって買って食べてみたけれど、すごく美味しかったのを覚えている。でもそれ以上に、こんなに人が減ってしまったんだな、という印象の方が強く残っている。

今は緊急事態宣言等は出ていないわけで、町中には思った以上の人出があった。最盛期のそれではないけれど、それなりに埋まっているような感じ。13時に向けて出社する電車はまあ以前からどうせ空いていただろうからアレだけれど、17時頃から帰り始めると思ったよりも人が乗っていて当然座席には座れないし、家に帰りつくころにはなかなかの混雑になっていたりもする。
こんな感じになっているんだな、というのを身をもって感じられたのはよかったと思う。でもまあできればまだ家で仕事するならそれだけがいいかな。移動して仕事するのはロスがでかい。

 とかなんとか言っていたら、明日からはまた在宅勤務だ。4日間で完全リモートになってしまう新規メンバーにはちょっと申し訳ないけれど、まあ何とかなるでしょ、たぶん。たぶんね。