言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

最近ハンバーガ食べてないな

ハンバーガーの値段ってなんであんなに極端なんだろう。元々100円台で食べられるのが異常なんだろうけれど、それにしてもいわゆるハンバーガーの専門店では1000円以上するものは普通にあるし、むしろ1000円とかなら安い部類なんじゃないかと錯覚してしまうほど高いものもある。なかなか難しい世界である。
でもまあ、よく考えてみるとハンバーガーの中身はハンバーグである。ハンバーグってどんな店で食べるかによって値段が全然違うわけで、そう考えると妥当なのかもしれないと思ってしまう時はある。ハンバーガーに1000円出すと高い感じがするけれど、1000円のハンバーグはまあ普通にあるよね、と思ってしまうわけである。なんだろう、ハンバーグという観点ではさほど違いはないのに形態が違えばこんなにも見え方が違うものであろうか。高級ハンバーガーのくくりと高級ハンバーグのくくりとではずいぶんと値段の上下がありそうだ。

しかしまあそれにしても、高級ハンバーガーというのはなかなか手が出ないものである。少なくとも私はなかなか手を出せない。気の迷いで手を出すことはあれど、それはもう普通に気が迷っている。まあたまにはこういうのも悪くないよな……? という自分自身への確認と言い訳が含まれるからだ。
だってまあ、高いから。高いけれど、高いハンバーガーって美味い。美味すぎてびっくりすることが本当に多い。いちいち美味いんだよな。高いだけの理由は割とちゃんとあるんだよな。それを求めているかどうかとかそういうことは別にしても、なんか知らんが大抵ちゃんと美味い。
フェスとか観光地の屋台で売っているのはまあ別よ。あれは出店料が上乗せされているから、値段よりいいものが出てくるとは限らないわけで。なんつーかこう、店に入って注文するハンバーガー、あれのことだよね。
そして大抵でかい。高いからそりゃそうだって感じなんだけれど、食べる前は「ハンバーガーセットって高いわりにそれだけじゃお腹いっぱいにならないんだよな」とか寝ぼけたことを考えているが、実際に出てきたハンバーガーと対面すると「でかいなこれ」となったりさらには頼んだわけでもないのにポテトとパンがついてきたりする。ポテトはわかるけどパンはびっくりする。けれどまあ割とある。ナイフとフォークが付いてくるおしゃれな店のハンバーガーにはパンが付いてくる。いやいやもう挟んでるじゃん、と思いつつ、そういうおしゃれな店のパンは美味い。つい食べてしまう。炭水化物増しだろうと関係ない。だって美味いから。それでまあお腹いっぱいになる。すごいわ。
安い早いというのとは遠いところにいるけれど、なんというかこう学生時代と違って量よりも質を考えることが多くなると、こういうのも全然ありだなって思えてしまうわけよ。昔はこんな高いハンバーガーとかいつ食べるんだろう、縁がない食べ物だくらいに思っていたけれど、別に金持ちになったわけでもないけれど今はこういうのもいいよな、って思えるのだ。

とはいえまあ逆に考えると、ハンバーグが100円というのはまず遭遇したことがないのに、ハンバーガーが100円というのが存在する、この事実もまたすごいのだと思う。100円であったとしてもちゃんと食べ物なんだだからそもそもすごいし、私はあのケチャップと刻み玉ねぎとピクルスのハンバーガーもまたちゃんと好きだ。美味いし。あの平らで適当なハンバーガーが美味いんだよね。体に良くないような気持ちがきっとあの背徳感を生み出してんだ。youtuberではないので大量に買い込んで食べまくるというのはしないけれど、たまに食べたくなるものの一つだよね。いろいろな味や具材が出ていても、メニューの中で写真すらなく端っこのほうに書いてあったとしても、あのハンバーガーは結構好きだな。

……そういえば、すごくどうでもいいことなんだけれども。ハンバーガーって、基本的に写真とかに撮りにくくないだろうか。まあ写真なんて撮らずにさっさと食べろよというのはごもっともなんだけれど、ほら、ご当地バーガーとか食べたら写真とか撮りたくなるじゃないか。でも、白い包み紙の中に入っているタイプのハンバーガーって、そのためだけに取り出して撮影するのもなんか違うし、かといってそのままだといまいちうまく撮れないし。
誰かいい感じのコツ、知らないかな。