言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

7月の台風

7月は台風が1度も発生しなかったらしい。5月と6月に1つずつ発生しているようだけれど、日本にはやってこなかったので気が付かなかった。7月は水害が発生し、ずいぶん雨の多い月だったので台風が来ていないことに気が付かなかったが、言われてみればなるほど台風は来ていないのである。雨が強く降って風の強い日はあったのに、それは別に台風ではなかったのだ。逆に言えば、梅雨前線が異様に発達したりしたのは台風が発生しなかったからである、ということでもあるようだ。台風の発生しやすいフィリピン付近で積乱雲が発生しにくくなっているとウェザーニュースにも書いてある。
まあそれにしても7月に台風が発生しないのはいつ以来とか言う次元ではなく観測史上初のことであるらしい。
思い返してみれば、去年と一昨年はずいぶんと台風が多い年であった。正確には、日本にやってきた台風が非常に多かった。去年の今頃なんて、3週くらい連続で台風が突っ込んできたものである。今年のそれと似たような豪雨もあった。

今年はもうなんというかいよいよ天気が変だ。ちょっと寒い日はちょっとを通り越して寒すぎるし、雨は多すぎるし、そのくせ台風は来ないという、なんだか変な気象状況である。夏に多いゲリラ豪雨に関しては、全く嬉しくはないが割と平年通りに発生している気がする。というか、スカッと晴れない日が多いだけに、なんとなくもやもやした転記から突然の豪雨発生という嫌なサイクルのなりつつもある。なんだろうこれ。
7月の終わりであっても、朝起きたら23℃しかないとかそんな日もある。たまにちゃんと暑い日もあるからいよいよセミが鳴き始めて夏だなと思っていたけれど、肌寒い日でも元気にセミが鳴いている。もう羽化してしまったから後戻りできないんだろうな。
まあでも確か、ミンミンゼミに関しては涼しい方がいいというのは聞いたことがある。日陰の方を好むのは、あまりに暑い日なたでは耐えられないということのようだ。他のセミはむしろ寒さに弱いものの方が多いので面白いものであるけれど、それによってなんというか初夏から晩秋まで、そして朝から晩までいろんな種類のセミが代わる代わる鳴いているのが聞こえるんだろうな。アブラゼミやミンミンゼミが減ってくるとツクツクボーシの声が良く通るようになるとか、そういう関係性も面白いね。どっちにしてもまあ気温が多少上下しようとも何かしらセミは鳴いているような季節になったわけである。涼しくてセミがガンガン鳴いているのはすごい違和感あるけどね。

それからまあ、話は戻るけれど台風が来ないってのはそれはそれで悪くない。台風が来て嬉しかったのは学校が休みになる学生の頃くらいで、それでもテスト期間に台風が直撃してテスト期間が伸びた時は恨んだものだ(テスト終わりに遊びに行く計画がぶっ壊れるし)。文化祭が台風直撃で最終日に切り上げられるとかいうのもあったな。台風の良い思い出ってのはまあ案外ほとんどないものである。
それにしても、7月は台風が来なかったわけだけれど、今後も台風が来ないのなら来ないで全然かまわないので、いいからとりあえず早く梅雨は明けてほしいものである。

……が、台風が来ないといけない、というか台風が来ないとまずいような産業とかってあるんだろうか。降水量ならば別に台風じゃなくとも大丈夫な気がするけれど、台風じゃないと代替が効かないものとかあるんだろうか。そういうのがあるなら、やっぱりある程度は来ないとまずいんだろうな。