言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

久しぶりの焼肉

この間、焼肉を食べた。かなり久々のことである。
今時は"ソーシャルディスタンス"を求められるようなところはあるけれど、行ったのは仕切りのあるカウンタータイプのお店で、完全に1人用と言う流行りで話題のタイプの店だった。仕切りの感じは予備校の自習室みたいだなと思った。肉を焼くのも机に据え付けの網の上なので、背中だけみたら案外何をしてるかわからないかもしれない。肉を焼いて食べてるだけなのにね。
そういえば完全に1人用の焼肉屋と言うのは自馬手の体験であった。複数人、それこそ4人掛けボックス席が基本の焼肉屋に1人で入るのも別に困りはしないけれど、なんというかこう、本当は4人掛けの所を1人で使う気まずさとかは感じたりするわけで。もとより1人掛けであれば気兼ねなく使えるのでいいんじゃないかな。自分のペースで適当に焼いて適当に食べる。網の上に肉が載っていない時間があってもいいし、案外肉は早く焼けるものだから、焼いて食べて、食べている間は網の上には何もなくて、食べ終わったらおもむろに焼く、そして食べる、とか。本当はこれでいいんだろうな。
なんとなく誰にもせかされてなんかいないのに、肉を並べて焼いて、食べている間も焼いて、みたいなあわただしい感じをやってしまいがちで、それは昼だろうが拠るだろうがそうなんだけれど、もっとこうゆっくりやってもいいのかもしれないなと言うことにようやく気付いたわけである。どうせ分厚い肉でもないし、すぐに焼けるものなのだ。分厚い肉は店に入っていきなり、ステークを提供してくれそうな店に任せよう。焼き加減などわからぬ。

夜なら別だけど、ランチの焼肉はそこそこ手軽でいいと思う。自分で焼くのが面倒な気もするけれど、まあそれなら焼いてある焼肉定食の店に行けばいいだけで、なんとなく昼から肉を焼けるということがいいんだろうな、と思ったり思わなかったり。
職場が異動(厳密には移動しただけ)する前は近くに安くておいしい焼肉ランチの出来る店があったこともあって、何度か足を運んだりしていたものだった。精肉店直送と言うのがその店の売りで、だからこそ安くてボリュームがある肉が食べられるんだ、なんて店の紹介で書かれていたっけ。確かに結構おいしかった。周りの人には迷惑だろうなと思いつつ職場の昼休みに足を運んでいた。
まあでも肉は普通に焼肉したんですかと聞かれるくらいで、どっちかと言えば、今の職場の近くにある焼きそばの店に行った時の方が結構匂いがついて困ったものだった。

それにしても久しぶりの焼肉だったけれど、やっぱり焼肉はいいな。肉を食べたい欲と、それから焼肉をしたい欲ってのはきっと別々なんだろうな。すごく「外食したな!!」って気分になるね。

そういやあんまり関係ないけれど、去年行った北海道の北見では、焼肉の締めに目丼と言うやつを食べる習慣がある。焼肉のたれで味付けしたご飯に目玉焼きを載せてそこに青のりを掛ける食べ物なので、食べたことがなくとも想像ができるとは思うけれど、妙においしい代物である。私も北見の焼肉屋で食べたけれど、あれ、普通の焼肉屋のランチメニューのオプションとして普通に選べたらいいのに、なんてふと思った。絶対美味しいじゃんね。