言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

燻製卵を見つけた

燻製卵を久しぶりに食べたら思いのほか美味かった。塩味がいい感じに効いていて、また香りも嫌な感じのするものではなくてよかった。殻をむくときに手が黒くなるとかそういうことはあったけれど、まあ燻製卵の殻が黒くなっているのは当然と言えば当然なので、これは問題外だろう。
そもそも味のついているゆで卵というのはかなり好きなのだけれど、燻製卵というのもまた味が付いていて好きなものである。味付きゆで卵との大きな違いは燻製によって付けられる香り(薫り?)であるわけで、香りが良くて味の感じとマッチするものであればあるほど、燻製卵はとても美味しいものであるとも言えると思う。
香りがあまり好みではない燻製卵というのも存在する。食べると美味いのでそこまで気にはならないけれど、手に取って時にちょっと(悪い意味で)気になる匂いがしてしまうと、そこで少しためらってしまう、というのはある。食べたらそこそこ美味しいとわかっていてもである。
でまあそういうわけで美味しい燻製卵に出会ったというのは結構うれしいことである。ので、美味しい卵だ! となったからには、即リピートというわけである。

というわけでまた同じ燻製卵を今度は2個入りで買ってきたのだが、買ってしばらく鞄に入れたまま移動していたので、カバンの中が若干燻製の匂いになってしまっている。簡易包装だったのが仇となったようだ。卵が割れないようにエアパッキンで包んでもらったけれど、袋は有料だったので、ほかの日用品とかと同じノリで「そのままでいいです」なんて言ってしまったけれど、全然そのままでよくなかった。なのでしばらくカバンの中身を外に出しておいている。罠だこれは。袋は要る。燻されてしまう。
1個買った時は紙袋だった。買ってすぐ帰って食べたし、コンビニの袋の中に入れていたからノーダメージだった。そうだよな。

どうでもいいけれど、家以外のところで食べる燻製卵というのは、ゆで卵と同じで殻を割る時に打ち付ける場所に困るものだ。職場であろうと、ビジネスホテルの中であろうと、意外と困るものである。机や壁というのは存外に響くので、何かこうちょうどいい角とか棚とかがないといけないのだ。これ、電車の中とかだったらどうするんだろう。1回くらいやっている気もするけれど、窓枠とかに打ち付けたんだっけ? 食事の付け合わせとして味のついている卵の類はとてもいいのだけれど、電車の中ってのは結構困りそうだな。
ああ、一回会社の近くの公園で食べたな、ゆで卵。ベンチで卵の殻を割ったな。燻製卵だと手に色が付くからより大変な気がする。あれは手を拭くことのできる環境でだけだな、食べられるのは。

燻製卵は結構レアである。探すとないけれど、思いがけないところで見つかるものである。スーパー銭湯売店とか、お土産コーナーの端っことか。そういうところに偶然売っているのを見つけるパターンが非常に多い。コンビニで売っているやつも見るけれど、あれはなぜか食指が動かないんだよな。なんでだろう。