言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

ステーキを食べた日

先週末、肉を食べた。久しぶりのステーキだ。牛肉を牛丼以外で食べる機会は少ないのだけれど、先週のハンバーガーに引き続いての牛肉になる。そういえば焼肉も割と最近やったし、ちょっと牛肉づいている。

牛肉は普通に好きなのだけれど、買おうと思うと高いというイメージが強い。東日本だからというのは大いにあると思うけれど、豚肉などと比べるとどうしても高く見えてしまう。私は豚と牛では豚の方が好きなのだけれど、値段面の問題も何割か入り込んでいるところはあるだろう。
そう考えると牛丼というのは異様に安い。コスパが良すぎる。焼肉も食べ放題等行くと安いなと思うことはあるけれど、牛丼というのはさらに安い。そしてちゃんと美味しい。企業努力ってのはめちゃくちゃすごいんだな、なんて思う。焼肉は家で似たようなことができるかもしれないけれど、牛丼は到底無理だ。なんだろう、あの食べ物は。

安くて美味しい牛肉というのは格安牛丼屋に任せるとして、そうでない肉はちょっと特別なお店の出番かなと思っている。
ということで、奮発してステーキを食べに行った。

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300gで3300円のヒレステーキだった。300gというのは多いだろうかと思ったけれど、食べてみたらちょうどよくて安心した。
自分の食べられる肉の量ってのは実際グラム数で言われてもよくわからない。サシの入ったお肉ならまず無理だろうけれど、こういうやわらかくて脂身の少ない肉ならば普通に食べられる。好みとしてはどちらかというと脂の量が少ない方が好きだということになるだろう。たくさん食べられる気がするし、肉を食べたという満足感がすごくある気がする。柔らかくて脂が少ない、というのが理想だけれど、そうするとやっぱりある程度お金を出す必要はあるように思う。
ステーキ界において3300円が高いのか安いのかは「上」を知らないので推し量れないところだが、私にとっては(自分で払うには)結構出した方だと思っている。日常の額ではない。非日常にやってきたのだ。
まあ、目の前でシェフが焼いて見せてくれるようなステーキだって良いものなのだろうと思うけれど、それを嗜むにはまだまだ私は未熟者である。とりあえず、そういうところには偉い人に連れて行ってもらいたい場所だ。今時そんなこともなさそうな気はするけれど。


鉄板に乗せられたステーキを目の前にすると、否応なしにテンションが上がる。
鉄板で焼ける音もいいし、ナイフで切っているときの手ごたえだけでもテンションが上がる。ソースをかけたときの煙と同時に上がる香ばしい香りもいい。肉って素晴らしい。
たまにこういうものを食べると、頑張ろうという気持ちになる。普段から食べつけると全然感想が変わって来るんだろうけれど、年に数回しか食べないステーキというのはなんというかもう「勝ち」しかない。肉を食べに来ました肉を食べています肉を食べました、ずっとそれ。ずっと100点。
いつもならサラダを付けたりするのだけれど、今回は皿を付けずにライスと味噌汁だけ。なんで付けなかったのかと言われても特に理由はないのだけれど、今日はもう野菜は一旦見なかったことにしようと思った、それだけのことだ。野菜は明日からちゃんと食べる。それでいいや、と。とりあえず肉が食べたかった。最初に野菜を食べると血糖値が上がりにくいとかそういうことはわかっているし普段はそうしているけれど、たまにはそうじゃなくて初手肉、次も肉、たまにライスみたいなことがあってもいいんだよいいんだ。

焼き方はレアでもウェルダンでもいい。焼き加減は特にこだわったことはないので、おすすめされるがままに食べる。生じゃなきゃいいな、と思っているくらいだし、まあお腹壊さなきゃいいでしょ、くらいの意識だ。豚や鶏肉ではこうはいかない。最近中が赤いままの低温調理的なとんかつとかあるけれど、まだちょっと抵抗がある。牛かつは赤くても全然気にならないから要するに「牛なら大丈夫でしょう」という意識が自分の中にある。
なにか失敗でもあればそれを避けるようになったり、好みが出てきて選んだりするわけだけれど、今のところあんまり大きな失敗みたいなものは少ないかもしれない。

またそのうち、ステーキを食べられるように頑張ろう。