言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

肉が食べたくなる時

分厚い肉が食べたい。そう思うときはないだろうか。私はある。無性に分厚い肉が食べたい、そんな欲求が湧き上がってくる時が。
思うに、分厚い肉を欲する時というのは非常にお腹が空いている時だ。そしてお腹の調子が悪くない時や、ちょっと前まで調子の悪かった時。実際に体の調子が悪い時は、あまりそういった欲求は湧き上がってこない。むしろ治りかけの、食べたいけれど今はさすがにやめておいた方が良い、というようなときにこそ「ああ分厚い肉が食べたいな」などという欲求がやってきて、今か今かと食する時を待っているのである。それで体の調子が良くなった感、もういいかな、と思った頃に、いざ肉、というわけだ。

分厚い肉と言えばなんだろう。やはり王道はステーキだけれど、豚肉にしてトンテキでもいいと思う。別物ではあるけれど、確かにステーキではなくトンテキが食べたくなる時というのは存在する。ちなみにハンバーグは別だ。あれはあれで食べたくなる時はあるけれど、分厚い肉が食べたいというのとはちょっと外れる。焼肉もそう。好きだけど別物。ステーキの類はなかなか気軽に食べに行ける環境がないからこそのものでもある。
とはいえ実を言えば店はあるのだ。会社の近くには「いきなりステーキ」の店舗があるので、行こうと思えば毎日昼にステーキを食べることだってできる。でもできないのだ。だってスーツだから。焼肉屋でもそれなりに匂いが付くけれど、ステーキはかなり強く匂いが付く。店の中の感じがもういきなりステーキ。ソースをかけて跳ねる肉汁もまた何でもない時ならば良いものだけれど、ちょっと昼休みに気軽に行くには対策が足りない(ファブリーズでも買っておけばいいのかもしれないが)。だからスーツでランチに出かけるのはかなり抵抗がある。そういう意味で「気軽に食べに行ける環境がない」のである。
豚肉、つまりトンテキであればまだその懸念は薄い。薄いけれども今度は店舗がない。松屋が期間限定で出してくれるアレはアレで美味しいので好きだけれど、そうじゃなくて肉が食べたいというときのトンテキはなかなか店がない。数年前、群馬というか高崎で見つけたトンテキの店に何度か行って好きだったのだけれど、あそこはいつの間にかつぶれてしまっていた。
そうするとやっぱり名物になっている四日市に出かけて食べに行くのが一番早い気がするので、今度あの辺でお昼になるように旅程を組んでみようか、なんて思っている。トンテキが食べたくなったら出かける、実にシンプルで実に素直な欲求ではないか。
ステーキだとこの場合、どこに出かけるのが正解なんだろう。本場と言ったらばアメリカか? それはまあどうだろう。近場で何とかしたいな。せめて沖縄とか。沖縄でステーキを食べたことはないけれど、よく考えたら結構いろいろあるみたいだし。

ああもうお腹空いた。気兼ねなくステーキを食べに行きたいよ、なんとかならないかな?