言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

うるう年のうるう日

今年はうるう年なので2月は29日まである。
4年に1度のことなのだけれど、夏季オリンピックの開催周期と基本的に一致するため、うるう年が来ると今年はオリンピックか、と思ったりする。
今年から2月に天皇誕生日が制定された影響で、2月の平日というのはこれから1日少なくなる。天皇誕生日には振替休日が存在するため、土曜日に当たらない限りはこれから毎年休みが増えるような形になる。2月の祝日と言えば11日の建国記念日もあるから、うまくいけば週の半ばに休みが2回あるような月になるということである。
ただまあ今年は29日が土曜日なので関係がないけれど、うるう年だと祝日が増えてもその分、29日が増えることによって相殺されてしまうわけで、ちょっともったいないような、どうでもいいような。私としてもかなり微妙なところで、月の最低稼働時間を確保するという観点で言えば29日が平日として存在していると楽(稼働調整の無駄な残業をしなくて良いから)だけれども、残業代を除けば固定給なんだし稼働日が少ない方が楽だよね、という気持ちもあったりして。

うるう年は西暦が4で割り切れる年をうるう年と制定しているものだが、例外もあって、100で割り切れる場合はうるう年としない、というルールがある。ところがこのルールに加えて400で割り切れる場合はやっぱりうるう年とするというルールがある。なので2000年は100でも400でも割り切れるために普通にうるう年だった、というわけだ。面白い微調整である。4の倍数で次にうるう年とならないのは2100年のことである。前回はと言えば2000年が対象外なので1900年。ややこしいルールだけれど、気にしなければいけない日は400年で3回しか来ないわけで、まあなんというか気の長い話である。けれども実際にその日が訪れるかどうか、ではなく、例えば今から400年前のこの日が、今日から数えて何日前なのかを計算する、なんて場合はうるう年のことを考えてあげなくてはならないだろう。プログラミングコンテストなんかに出てきそうな問題だ。

そういうわけで、2月の29日はほぼ4年に1度しかない日である。レア日。でも裏を返せば4年に1度はやってくるので、2月29日が誕生日の人も大勢いるだろうし、例えば2012年の2月29日と言えば、東京スカイツリーの完成(竣工)した日でもある。特別だけれど、でも普通の日。
2月に29日がある年のことをうるう年というのは一般的だけれど、そういえば29日そのものはうるう日と呼ばれても良いはずである。というか実際そういう名称はあるけれど、語呂が悪いからなのか、あるいは「2月29日」という文字だけでわかるからなのか、あまりうるう日というようには語られない気がする。
何年か前にうるう秒というのは話題になったのを覚えている。存在しないはずの23時59分60秒が挿入される日が7月1日にあったのだけれど、これはうるう年とは別のサイクルで行われていることらしい。ほんの1秒の挿入ではあるけれど、以前システム障害が発生したこともあるようで、なかなか侮れない存在だ。うるう年はと言えば、たいていの場合カレンダーとして登録されているので、そうそうシステム障害は起こらないはずだ。まあでも何だろう、うるう年に会議らず年月日のステータスは結構トラップみたいなものがあったりはする。西暦や日付と言うのは大抵、1 = 1つまり、西暦に2000と入力されれば2000年として扱われ、日付に30と入力すれば30日として扱われるものだが、月だけはなぜか0 = 1 つまり1月を指定したい場合は1ではなく0を設定するというような仕様になっていることがある。理由はわからない。え? JavaScriptお前のことだよ。javaも月だけ0始まりなんだけれど、使うクラスによっては1から取得できるようなものが追加されていたりしてもうめちゃくちゃだ。そういうトラップはうんざりである。2月29日にばかり気を取られているとそういった罠に嵌ることになるのだ……。

さてまあそんな2月29日だけれども、私はと言えばいつもと同じように、いやいつも以上にだらだらと何もせずに過ごしてしまっている。この土日は歯医者にしか出かける予定がない。歯医者は明日なので今日はどこにも出ていないくらいだ。
せっかく1日増えても何もしないなら同じだよね。