言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

北九州で食べすぎた話

f:id:fwbc0416:20200222120601j:plain

北九州空港

この間、用事(推し事)があって小倉へ行ってきた。福岡県北九州市。本州から関門海峡を挟んだ、九州の出入り口の都市である。出入口とはいっても飛行機で訪れる場合は、福岡空港という博多から地下鉄2駅の超便利空港があるがために、北九州というのはあまり訪れたことのない地域になってしまっている。
私は小倉を訪れるのは今回で2回目……ではあったけれど、前回は福岡空港→博多→門司港と一度小倉を通過して観光してから、夜の宿泊拠点として利用しただけ。駅だけで言えばさらにもう1度新山口から博多へ向かうときに在来線で訪れて、乗り換えをしたことはある。モノレールの直接突き刺さった(言い方)形をした面白い造りの駅を、列車待ちの時間になんとなく見るくらいで、にぎわっている様子は見つつまた今度と、何か見て回るのは先送りにされていた。
今回ちょうど用事があったので、せっかくだから、といろいろ見て回ろうと思ったのだけれど、どう間違えたか、間違えていないのか、いろいろ食べまくる旅になってしまった。


12時頃に北九州空港へ到着して、お腹は空いていたのを我慢して小倉駅行きのバスへ。空港で何か食べてもよかったのだけれど、せっかくなので小倉駅で食べたいものがあったので見送った。
食べたかったのはこれ、かしわうどん

f:id:fwbc0416:20200222130414j:plain

小倉駅ホームで食べられるお手軽かしわうどん。これは7,8番線ホームのもの

かしわとは鶏肉のことである。甘辛い味付けのかしわを載せたうどんは小倉駅の名物である(クッキングパパで紹介している回で見た)。ホームでそのまま注文して食べられる形になっているのでとても便利なうえに、見ているだけで本当に食べたくなるという罪な立地である。

f:id:fwbc0416:20200222130928j:plain

電車待ちの時間を利用して食べる人が多いのだろう。とかなんとか考えながら食べていたら、私も乗るはずだった列車がやってきて、走り去ってしまっていた。南無三。
小倉駅にはいくつか立ち食いうどんの店が存在するのだけれど、それ以外に立ち食いのラーメン屋もある。うどんが割と少な目(丼が小ぶりだった)だった上に、乗る予定の列車が行ってしまったので、今度はその足でラーメンを食べることにしてしまった。

f:id:fwbc0416:20200222131322j:plain

ホーム上で食べているとは思えない立派なラーメン

福岡のラーメンは細麺で、替え玉前提の量になっているのか知らないが、するするっと食べられてしまう。うどんを食べた後だということを忘れて普通に1杯食べてしまった。

この日の夜は焼肉を食べ(写真なし)、翌日の朝はホテルの朝食。一日色々食べたのに、翌朝も普通に食べた。何ならお代わりもした。普段そんなに朝ごはんでたくさん食べることはないけれど、旅行の時は特別だ。なんでだろう。旅館とかならわかるけれど、ビジネスホテルでもついたくさん食べてしまう。

 

f:id:fwbc0416:20200223105815j:plain

昼はこれまた名物のかしわめしである。

f:id:fwbc0416:20200223105916j:plain

鶏そぼろ、玉子、海苔の三食弁当。ご飯は味付き

地名で言う「北九州」に限らず九州の北側全般でよく食べられているかしわめしは、特急停車駅であればまず間違いなく購入することができる。これは黒崎駅で買ったものだけれど、本当は折尾駅で売られているもののようだ。小倉駅にももちろん売っている。何年か前、鳥栖駅で買って食べたこともあるけれど、それとも結構似ていながらもそれぞれちょっとずつ違った良さがある。面白いものだ。
かしわめしやかしわうどんはかなりメジャーというか、九州全体でもかなり普遍的な存在のようで、コンビニの地域限定商品として採用されているものもあったりするくらいだ。水炊きなんかも名物としてよく挙げられるし、大分に行けばとり天だったり。宮崎はチキン南蛮? あとは熊本では鳥刺しが有名だったりする。探せばもっといっぱいあるだろうけれど、九州において結構「鶏」の存在感は強い。そして美味い。
かしわめしも甘辛の味付けがたまらなくおいしい。甘辛い味付けってのはなんでこうも美味しいのだろう。


夜はリーズナブルな価格の寿司を食べ、

f:id:fwbc0416:20200223213632j:plain

えびが美味しかった。別に名物とかではない

そんでもって腹ごなしの後でまたラーメンを食べに行った。

f:id:fwbc0416:20200223233416j:plain

結構遅い時間なので空いている店が少なかったけれど、空いている店に入ったらこれも結構おいしかった。はずれがない。こりゃいいやと寿司を食べたのも忘れて普通に完食。

翌朝はまたホテルで朝食を摂って出かけたはずなのだが、10時過ぎにうっかりパン屋に並んでしまう。

f:id:fwbc0416:20200224103549j:plain

噂を聞きつけた遠征民と地元民でいっぱい

小倉駅前の名物パン屋、シロヤ。どうでもいいけれどこの店、看板に「フランス菓子」としか書いていないが、ほぼパン屋であった。

f:id:fwbc0416:20200224103351j:plain

サニーパンという練乳入りのパンを買って食べる。ケーキも売っていたけれど、もはやショーケースごと別に置いてあった。それはそれで美味しそうだったけれど、午前中だったのでスルーしてしまう。

昼ご飯は門司港に移動して名物焼きカレー

f:id:fwbc0416:20200224132153j:plain

もうこんなの美味いに決まっている。カレー、チーズ、卵。優勝。
間食をしたにもかかわらず、お腹が空いてきたかな? どうかな? というタイミングで普通に一食分食べてしまうのが旅行中の恐ろしいところである。門司港駅からずっと歩いて関門海峡を渡るなど運動は多少しているけれども、それはそれ。カロリーは決して計算したくない。
関門海峡の人道トンネルを渡って下関に移ってフグを食べてみたり、

f:id:fwbc0416:20200224154150j:plain

小倉に戻って資さんうどんごぼう天うどん(+牛肉)を食べたり。

f:id:fwbc0416:20200224181730j:plain

名物ごぼう天うどんに牛肉を乗せて

恐ろしい勢いで食べに食べてしまった。うどんの前にラーメンを食べる予定もあるにはあったが、本当にダメになりそうなのでさすがにそれはやめたけれど、まあなんというかどうせ食べすぎではあるよね。手遅れ。

でもまあ、こういう旅もいいよね。