言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

花粉のピークがまだ来ていない

花粉の季節が来ている。
今年は飛び始めというか「うわ、花粉だな」と思うタイミングが例年より早かった気がする。一応ちゃんと警戒をして耳鼻科に行って薬を出してもらうのを例年より少し早めたのだけれど、結果的にはジャストタイミングだった。2週間前のことである。
あれから2週間たって、だんだんくしゃみの出る回数が増えてきた。目もかゆみが出てきていて、とうとう本格的にスギ花粉の季節が来たなというわけである。
ところがまあ、花粉の飛散予報を見てびっくり。だいぶ飛んでるけれど今年はちゃんと対策できてていい感じ! というのはまだまだ甘くて、これからもっと花粉が本格的に飛び始めるというのである。これまではスギ花粉界でもまだまだ序の口で、指標的にも「やや多い」みたいな感じになっているわけで、これから「多い」「非常に多い」の日が続くのだと思うと非常に憂鬱である。
アレルギー症状はよくコップに溜まった水に例えられる。許容量を超えるとダムが決壊するかのように一気に症状が現れるようなイメージで、実際そういうものなんだけれど、体感的には、その水面には結構大きく波立っているようなイメージをつけ足したい。水量が増えてくるとたまに、大きく波が立つと水があふれたりして、つまりまあくしゃみや鼻水の量が増えるわけである。だんだん水量が増えればあふれる回数も増える。そうして取り返しがつかなくなると一気に決壊して、ずっとティッシュが手放せなくなるような、そんな状況に陥ってしまうとまあこんなわけだ。
たまに波立って、ちょっと水が漏れるような程度ならいいのである。それは仕方がない。どちらかといえば水位のほうを上げないように、上げないようにとあらゆる手を尽くして対策を行うわけである。
マスクをする。これは必須である。試しにマスクをせずに活動なんてした日にはもうひどい目に合う。日常生活に支障が出るとかいうレベルではない。マスクをしないことはほかのどんな対策をもぶち壊す破壊力を持っている。薬を飲んでいようが点鼻をしていようがもう関係がない。浴びてしまったら元には戻れない。だからマスクは必須である。
もし、3月とかに東北のほうに出かけたとする。3月の東北は普通に雪が降ったりして、真冬の様相を呈している。1月とかのようなイメージを抱くけれども、スギ花粉に気温はあまり関係ない。私は1度それで油断してひどい目に遭った。雪も降っているし、まだ花粉はあまり飛んでいないだろう、なんて。
スギ花粉は桜前線ではないのだ。時期が来れば飛ぶ。もちろん気候によってピークは異なるけれど、スギ花粉は思ったよりも遠くまで飛ぶ。あとピークかどうかはあまり関係がなくて、結局普段から花粉を浴びていて、そこに少量でも花粉を浴びてしまえばコップの水はあふれ出す。
行くなら北海道だ。それも函館あたりではなく、もっと北のほう。あの辺まで行けばスギはない。函館ではだめだ。スギはあるし、青森方面からも飛んでくる。普通に雪が降っていようと積もっていようとここでもやっぱり関係ない。沖縄もいい。沖縄でもスギ花粉の脅威を感じることなく過ごすことができるだろう。
ちなみに海外に行くという手もあるけれど、欧米の庭木にはサイプレス(別名糸杉)というこれまたスギの仲間の木がよく使われている。もちろん花粉も出る。ググってもらえばわかると思うけれど、見れば日本でもよく見るタイプのあれだ。スペインとかイタリアあたりではめちゃくちゃ植えられていて、3月くらいに行くとわかりやすく花粉が飛ぶ様子が見られる。スギ花粉に敏感に反応する人はもれなくやられるような代物である。
日本でも普通に植わっているけれど、花粉を飛ばしているようなイメージはない。もしかしたら暖かい地域じゃないと飛ばないのか? あるいはまあ、スギ花粉がやたら飛んでるから関係ないのかな。

これから花粉の季節真っ盛りというと絶望だけれど、新型コロナウイルス対策はそのまま花粉対策になるわけで、マスクの在庫さえ復活してくれればあとはもう言うことはない。薬は飲んでいる。点鼻もしている。目薬もある。あとはマスク! マスクがないとすべて台無しなので、早く復活してくれ、在庫!