言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

口内炎注意報

最近はあまりないのだけれど、かつては毎月のように口内炎になっていた。原因は大きく二つあって、偏りまくった食生活と、あとは歯で口内の粘膜を傷つけてしまうことである。
偏りまくった食生活と言うのはつまり、ビタミン不足である。口内粘膜の機能維持に必要なビタミンB2やB6が少なくなると起こりやすい。その上で風邪をひいていたり、疲れていたり、不規則な生活をしていたりすると特になりやすいわけである。
当てはまりまくりである。単純に仕事が忙しかった時期だけでなく、それこそ学生時代から当てはまりまくりである。特に1週間とか旅行をしていると口内炎ができやすかった。あんまりお金がなかった……というよりも、名物を食べるとあんまり野菜なんかを食べないというのが大きい。旅行中の野菜の摂取量が極端に少ないのだ。野菜ジュースでも飲めば違うのだろうけれど、どうもそういう気にはならなかった。
そういうわけであっという間に口内炎ができる。

極端な食生活はかなり体調に影響を及ぼしやすい。学生時代に「学校周辺のラーメン屋を全部食べて勝手にレビューする」という企画のためと称して毎日ラーメンばかり食べていた時などは、口内炎ができたのはもちろんだが塩分摂取量が多すぎて味覚が若干おかしくなりつつさえあった。塩辛いものを食べ過ぎると、塩味が感じにくくなるのである。ちょっと下うま味が認識できなくなるのだ。レビュー目的なのに本末転倒である。後当然太りもするし。なので偏った食生活は良くない。当然だけどなんでそうなのかを身を持って体感するとやっぱり懲りるものである。

口内炎は懲りるんだけど、どうも努力とあまり関係ないところで出来てしまったりする。それが、ビタミン不足ではない要素、つまり歯で粘膜を傷つけてしまうことだ。これは文字通り、租借中かなんかの拍子に頬の裏側を噛んで出血してしまったりした場合に起こる。口内で出血しているのだからつまり炎症が発生しているのと同じ。それどころかもう少し重症でもある。
この状況がなかなか辛い。口内炎になってしまった時、ビタミン剤を呑むこと以外には例えば軟膏を塗るということができる。それ用の商品も出ているし、その多くが甘草の主成分グリチルリチン酸を炎症止めの主成分として使っているから、口内での使用もわりと安全だし、舐めてしまってもさほど問題はない。だが、安全だの何だのと言っても、口内に軟膏を塗ったままの状態にしておくのは至難の業である。唾が出てきて流れ出してしまうし、無意識に結構舌が触ってしまっていたりする。どうも効果を発揮させられている気がしない。寝る前だとかに塗って放っておくのが一番いい気がする。

最近はビタミンBに気を付けている(よく摂取している)からか、あるいはストレスが以前より少なくなったからか、口内炎にはほとんどならなくなった。だからこそ舌を含めた口内を噛んでしまう「事故」にだけは気を付けたいものである。
まあ気をつけたところでどうにもならないんだけどさ。