言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

日帰り名古屋と北京飯


土曜日、日帰りで愛知に行ってきた。イベントが名古屋であったのでそれに参加してきたのだ。
元々日帰りするつもりはなく泊まっていきたかったのだが、名古屋周辺の宿が高騰していたので泊まらず帰ることにした。名古屋駅にしろ栄のあたりにしてもビジホで1泊1万円以上はさすがに出す気にならない。ドーミーインのような温泉と素敵な朝食が付いてくる所であっても、だ。GWの翌週なのにGW中とさほど値段が変わらないのは、何か大規模コンサートでも開催されていたのだろうか? まあよくわからないけれど、名古屋から家に帰るのに1万円くらいなわけなので無理して宿泊はせずに家に帰ることにした。
まあ友人宅に泊まる選択肢もあったけれど、今回は特にしなかった。

名古屋と東京圏内はだいたい2時間もかからずに移動できてしまうので、日帰り可能である。東海道新幹線は偉大だ。
私の参加するイベントは18時開始でだいたい2時間と見込んでいた。20時過ぎに会場を出るとして、夕飯と終電の両方を見て22時前の新幹線で帰るようにした。これができるから名古屋は行きやすくて好きだ。

弾丸気味な愛知旅行というわけになったが、イベントが18時開始とかなり時間に余裕はあったので、途中で寄り道してちょっとした名物を食べてみたりした。

 

三河安城駅から歩いて3分くらいのところにある北京本店の「北京飯」である。

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ご飯の上に半熟の卵(卵でとじている、という表現が正しいのかわからない。スクランブルエッグのさらに緩い版のような雰囲気)と豚肉のから揚げが乗っているという逸品で、シンプルではあるけれどかなり見た目から予想したものと味の方向性が違って面白かった。wikipediaに「愛知県安城市を中心に出されている玉子丼に豚の唐揚げを乗せたご当地グルメ」と書かれているけれど、なんというか「そうなんだけれど、そうじゃない」感がある。上手く言語化できなくてもどかしいが、とにかく気になる人は食べに行ってみて欲しい。

かなり甘めのタレで味付けされた卵の部分は、すごくおいしい卵かけご飯みたいな感じで濃厚な美味しさがあった。かつ丼や親子丼のような和風だしの感じとは違って、なんだろう、もっと調味料の甘辛さがダイレクトに伝わってくるような感じ。質のいい専用のタレを使って作った卵かけご飯だけれど卵にちゃんと火は入っているというかなんというか。なかなか独特な甘辛でガツンと来るのでこれだけでご飯が進む。卵の量を増やせるというオプションがあるのも納得だった。
豚のから揚げというのも結構新鮮でよかった。唐揚げと言えば大抵鳥なわけで、豚肉の場合とんかつとかそちらの方向に行くことが多いだろう。それがここでは唐揚げであった。最初普通に鶏肉だと思ってい食べたら食感が独特でアレ? と思っていたのだけれど、よくよくメニューなどを見返したら豚肉だった。なるほど雰囲気が違うわけだ。サクサクで香ばしさもあって美味しかった。デフォルトの3枚だとちょっと少ないくらいかもしれない。最後のほうまで温存しながら食べた。
ご飯の大盛りだけでなく、卵部分や肉の大盛りも可能とのことで、私としては次は肉を3枚から6枚に増やして食べてみたい。

北京飯単品だと773円だが、棒棒鶏などが付いたセットで850円とかなりお得な気がする。餃子とのセットが1000円なので余計にお得感があるが、餃子は餃子で地元の食材を使ったこだわりの品みたいなので、今度はそっちを試してみたいと思う。

 

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三河安城という駅は実のところこの日初めて下車をした。
のぞみに乗っていると、三河安城を通過したときに名古屋までの所要時間と下車準備をするように促すアナウンスが流れるのでよく耳にはするが、実際なかなか利用しているという人は多くないように思える。こだましか止まらない駅なので、私はひかりで豊橋まで行って、そこからこだまに乗り換えて行った。わざわざ用事がなければ来ることがないとは思うが、三河安城に用事があるかというとなかなかどうだろう、知り合いが住んでいるとか、仕事があるとか、そういうことが主になるんじゃないかなと思う。
ただまあ東海道本線も通っている以上、思っているよりも不便な場所ではない。名古屋近辺に用事があるときも、一駅手前で降りて北京飯を食べて行く……というのも今後できそうだ。また行きたい。それくらいの魅力がある。

この日は結局、昼は北京飯、おやつにコメダシロノワール(別に愛知以外にもあるけれど、愛知に来るとやっぱり入ってしまう)、そして夜は手羽先を食べてから帰った。22時手前まで名古屋にいたのに、日付が変わらないうちに家に帰ってきて不思議な感じだった。日帰りで出かけること自体はよくあるけれど、新幹線で往復するとやっぱりちょっと不思議な感じ。
まあでも、そういう日もあっていいと思う。ちょっと駆け足気味だったけれど、ちゃんと美味しいものを食べられたしね。

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