言葉のリハビリ場

特にテーマはなく、ざっくばらんに書いています

同じチェーンの別の店で髪を切った


木曜日あたりに、そろそろ髪も伸びてきたし切りに行くかということで、いつもの店舗の予約ページを開いた。土日のどの時間でもいいから切ってしまいたいと思っていたのだけれど、予約欄は見事に全部×マークが並んでいる。予約不可、開いている時間帯は一日もないということを示している。いつも混雑していてもどこかしらは空きがあるものである。朝一とかは割と人気で、午後になれば落ち着く感じで思っていたが、どうもこの土日は盛況なのか枠が少ないのか、終日予約不可となっていた。
翌週ならば問題なく予約できるようではあったが、1週間後となるとちょっとどうだろう、という髪の伸び具合である。だいぶ鬱陶しい感じの伸び方をしているので、花粉がなんとなく付着しやすい感じがしてすぐに切りたい気持ちになっていた。毛量が減れば洗うのも楽だし花粉も付きにくい。もうだいぶ寒くないわけで、ちゃんと頭を軽くしたい時期だった。

そういうわけなので、別店舗を当たってみることにした。髪を切ることに関してはかなり保守的でいつも同じところばっかり利用していたのだけれど、元々チェーン店なので同じ系列の別店舗も近隣に存在する。人は違えどシステムはそう変わらないだろうということで、別店舗を予約して利用してみた。
予約のシステムが同じだったので「新規来店」ではなく「再来」扱いになるかと思ってとりあえずそちらにチェックを入れていたが、実際に店舗に行って見ると新規来店扱いになるということが分かり、それ用のクーポンを適用してもらうところからまず始まった。新規来店のみ利用できるクーポンというのは結構お得になるので嬉しくて、頼む予定のなかったシャンプーも追加でお願いしてしまった。今までの店はもうだいぶ長いこと通っているので、新規来店の時にどうだったかなんてさっぱり覚えていない。それだけに、ほぼ初体験な気持ちで割引をしてもらえたのは良かったかもしれない。

新規来店扱いではあるが、チェーン店なので基本的なシステムは同じであるのでそれもいい。店内レイアウトは違うけれど、全体的な流れが変わらないのは安心感がある。個人的には結構気楽でよかった。
もちろん違うところもそれなりにある。雑誌が紙じゃなくてタブレット端末になっている(目が悪いから読めないんだけれど)とか、眼鏡を入れておけるケースがちょっとおしゃれとかそういう違いだ。本筋ではないマイナー差分は大歓迎である。
チェーン店の別店舗というだけなので、ちょうどいい差分感だった。
仕上がり含めてこれまでと全く問題ないので、次回以降も通えるな、と思って店を後にした。家からもよく考えたら今日行った方が近いし、全然支障はない。まあでも以前のところに不満があるわけでもないので、予約の入り方次第で適当に使い分ければいいのかな。
これまで予約画面を眺めてからスケジュールを決めることが多かったけれど、複数店舗視野に入れて確認することができればそのあたりの選択肢が広がっていい。チェーン店の強みというのはそういうところにあるんだなと関心してしまった。

世の中的には、髪を切る時に行く店の候補というのは複数持っているのが普通なのだろうか。それとも固定の行きつけの店以外は全く行かないものなのだろうか。カリスマ美容師、みたいな特定の個人を目当てに店を訪れる場合は店が固定されるうえ、その人が独立したり移籍したりすると客側も「着いていく」というのは聞いたことがある話である。そういうケースがどれくらいあるのかというのはちょっと聞いてみたいところだ。
私の場合、どこで髪を切るかとかそういうことをほとんど友人と共有したことがない。というかたぶん、一度くらいしか聞かれたことはないと思う。
……根本的に無頓着なほうだからだと思うけれどね、私が。